第九話 真中と仲直り☆選択は・・・(後編)
颯太よ、今回の話でどうなるのか・・・?
うむ、ではどうなったか見て見ましょう。
数時間前、僕は衝撃告白をしてしまった。
真中さんにこう言ってしまったのだから・・・
「キスだ!」と・・・
そんな訳で今僕は・・・後悔しています。
「うわぁぁぁぁぁあ! 僕はなんて事をぉぉぉぉ」
「断ればよかったんじゃね?」
『そうなの! どうして断らなかったの?』
「いや・・・展開的に・・・」
『「(こいつ空気よめる人だなぁ・・・)」』
『でもまぁ・・・自分の口から言ったんだから自分でなんとかしろなの!』
「そ、そうだよな・・・」
「ところで「あれ」はいいのか?」
「ああ・・・あれね・・・ほっとけばいつか復活するでしょ・・・」
そこには、ぶっ倒れてる女神とマリアがいた・・・
「嘘よ・・・颯太様が・・・たかが顔が綺麗な人と・・・キスなんて・・・」
『・・・(ショックで言葉がでない)』
「凄い落ち込みようだな・・・」
真中さんとキスする日は明日の十二時だ。
なんとしてもキスしない方法を考えなければ・・・
でもこんな事、初めてだし・・・方法が思いつかない!
「佐崎よ」
「幸さん、なんか思いつきました?」
「いや、アタシはただガンバと応援しようと・・・」
「それはどっちの応援です?」
「キスするほうの応援だ!」
「逆の応援してください!」
「いやいやあんなかわい子ちゃんとキスできるんだから、別に断る理由ないでしょ?」
「あるよ、おおありだよ!」
そう問題おおありだ、だって僕・・・
キスしたことないから・・・
母親にも父親にもまして近所の犬にもした事がない・・・
それなのに普通にキスできると思うか?
そもそも普通にキスできるなら迷う必要ねぇーだろ!
「颯太様の唇と足は私の物・・・あの女の物は私の物、私の物は颯太様の物よなのよ!」
『決まりね、今回は協力するわ・・・颯太の物は私の物よ!』
こうして超変態コンビが今誕生した。
「わぁお・・・殺気がする・・・」
次の日、朝の八時・・・
僕は目覚める、そしていつもの病室・・・
「射撃の準備はできましたの?」
『もちろん☆ バズーカも調子いいみたいだしいつでもバラ☆バラにできるわ』
・・・ではなく、殺気まるだしの病室だった。
「そ、そこの二人何してるのかな?」
「もちろん」
『真中を「ドカーン」てする武器を出してるのよ?』
何その「ドカーン」は・・・つまり殺すって事?ダメだろ!
とくに女神! お前は女神なんだろ!?
なんか女神の印象が怖くなってくるよ!
『ふっふっふ、これでいつでも・・・』
「待って! 真中さんを殺すのはやめろ!」
「颯太様、これは私達の戦いですの、それに殺す気はありません、ただ颯太様を奪った罪の重さを味あわせてやるの・・・」
ダメだこいつら殺る気だ・・・
「と、とにかくその・・・罪とか味あわせなくていいから・・・な? 僕一人でなんとかするから・・・」
「つまり、もし断れきれなかったらその時は殺ってもいいって事ですねぇ?」
何故そうなる!?
『私バズーカ予備持ってくる・・・』
ダメだ、このままじゃ真中さんが殺される!?
まずはキスの事ではなくこの変態コンビをどうにかしなければ・・・
「なんでそんな物騒な物を持ってくるの?」
「もちろん颯太様のためですわ、もし颯太様の唇を奪ったその時、あの女はとっくに逝ってるです・・・」
殺す気まんまんだなぁ!
「でもさぁ・・・女の子がそんな事するのはよくないよ?」
「! そうですね・・・私・・・殺す事しか考えてませんでした・・・」
殺す気だったのかよ、でも伝わったか僕の言葉が?
「そうです、奪われるなら・・・」
すると、ドンッと僕を押し倒す。
「え?」
「そうよ、奪われるなら・・・私が颯太様の初めてを奪っちゃえばいいじゃないですか!?」
「ギャァァァアアアアア」
『ダメです! 颯太の初めては全部私の物です!』
「やっぱり私達は合わないようね・・・」
『そのようね、今ここで決着つけます?』
「いいですわ! 私の実力見せてあげますわ!」
何? この展開なんだよっ!
「執事達来なさい!」
「「「「「はい、お嬢様!」」」」」
『いくら多くなった所で私を倒す事は出来ないわ!』
あぁー・・・めんどくせぇ展開だなぁ・・・
「佐崎なんだこれは?」
「幸さん、いたんですか・・・いや、なんか僕の初めてをかけて戦ってるらしいです」
「初めてってもしかしてアッチ系の?」
「アッチ系ってなんですか!?」
『それにしても大丈夫?』
「何が?」
『いや・・・病室がもう半壊されてるんだけどなの・・・』
「あ・・・」
病室はいつの間にか半壊されていた・・・
弁償じゃあすまないぞこりゃ・・・
「執事達! フォーメーションG!」
『バズーカァァァァァ!』
病室はもう戦場に変っていた。
たかが僕の初めての取り合いでこんな事になるとは・・・
「・・・どうしよう・・・」
「弁償代は120万だぞ」
「現実的な値段ですね・・・」
『ところで、あの二人、他の病室に向かってるの?』
「え・・・」
この病室から二人の姿がなかった・・・
「・・・」
僕は思った・・・
昨日の事もこの事もすべて夢であってほしい・・・と
数時間後・・・
十一時三十分になった。
病室はマリアの金の力でなんとかなったが・・・
「あの女・・・殺す!」
『バズーカを綺麗にしましょうね~・・・』
この状況はまだ続いていた・・・
「僕はそろそろ約束してた場所に・・・っ!」
「どうしたんだ? 佐崎?」
「あ、いいえ何も・・・」
「・・・・そうか」
僕は服に着替え、約束の場所へと向かう・・・
場所は「うましか公園」である・・・
「なんか心臓バクバクいってやがる・・・」
女神達は影で見守っていた。
「あんなにドキドキして~、私だったらあそこをドキドキさせられるのに・・・」
『わ、私だって!』
そんな訳で着きましたうましか公園に・・・
時間は十一時五十分・・・
「いい時間だ・・・」
僕は公園の中に入って行く・・・
そして女神達は殺す準備をしていた。
「キスした時があの女の人生は終わるのですよ・・・」
『跡形も無く滅ぼしてあげます・・・』
殺気という殺気が出てきている・・・
真中さんは時計台の下で待っていた。
「あっ・・・真中さん・・・」
「颯太君・・・」
「・・・」
「・・・」
僕は恥ずかしくなり目をそらす、同時に真中さんを恥ずかしそうに顔を真っ赤にする。
それをみていた女神とマリアは・・・
「何あれ? 初デートする時みたいなムードは・・・」
『私なんて顔の色もかえてくれないのに!』
真中さんがしゃべりだす。
「颯太君・・・さっそく・・・」
すると真中さんは唇の準備が出来ていた。
しかし僕は、緊張しすぎて頭の中が真っ白になっていた。
どうすればいい・・・緊張しすぎて考えられねぇぇぇ!
「颯太君・・・早くしよ?」
「あ、おお・・・」
どうしよ、なんか頭がクラクラしてきた・・・
影で見ている女神達は・・・
「殺す準備完了・・・そちらは?」
『バッチリよ、これならあの子の骨のかけらまでバラバラで粉々の木っ端微塵にできるわ・・・』
「いや、やめとけ二人とも」
「あら、あなたは看護師さん・・・どうしてここに? ま、まさか! あなたも颯太様を狙ってますの!?」
「アタシは子供を狙う趣味はないよ」
すると幸はこう宣言する。
「このキス・・・失敗する」
『失敗する?』
「どうしてそんな事がいえますの? やっぱりあなたも颯太様を狙って・・・?」
「だから違うって!」
「じゃあどうしてそこまでハッキリと言えるのかしら?」
幸はこう言った。
「佐崎は・・・「貧血」だからだ!」
「・・・・・・はい?」
「だから貧血なんだよ」
マリアは「?」しか浮かばなかった。
「まぁ、口で言ってもしょうがない・・・佐崎をよーく見てみろ」
「わ、わかりました・・・」
見ると、汗が出ていて。
フラフラしていた。
「颯太君?」
「・・・もう・・・だめ・・・」
僕は限界が近づいていた、そう・・・
「貧血」という限界が・・・
◇◆◇◆◇◆◇
気絶していたのか病院のベッドで寝ていた。
「あれ・・・ここは?」
「病院だ」
「幸さん・・・あ! 真中さんは!?」
「この娘なら、帰ったよ」
「あ、そうですか・・・また悪いことしたなぁ・・・」
と僕は少し落ち込んだ。
でも幸さんは訳わからない事を言い出した。
「それにしてもあの娘も大胆だったなぁ・・・」
「え? なんの話ですか?」
「佐崎が気絶してる間にまさかあんな事を・・・」
「えっ!? 何!? 僕何かされたの!?」
幸さんは答えてくれなかった。
すると女神達がやってきた・・・
『・・・・』
「女神どうしたそんな暗い顔して?」
『・・・別にー・・・』
「そうか?」
『うん・・・別になんにも・・・ない・・・』
その時だった、病室の外からマリアの泣き声がする。
「うわぁぁぁん、颯太様の初めては私の物なのにぃぃぃ」
わぁ・・・すごい泣いてる、なんで泣いてるんだ?
このころ僕は真中さんに何されたかわからなかった。
何をされたかを気づくのはまだ先の事である・・・
おお、どうなった? キスしたのか? してないのか? うむ、気になりますね。
そうだ、次回は第二章最終回です。
いちいち最終回つけなくてもよくね?って思うあなた、その通りだよね☆
でも・・・『最終回』って付けたいんだぁ・・・
次回は11/17日に投稿予定です。
皆は変態になるべきだ! (なるべきなの!?)




