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チート魔力のせいで神レベルの連中に狙われましたが、守銭奴なので金稼ぎします  作者: 桜桃
第二章 オスクリタ海底

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お願いだから待ってください

 何をいきなり言ってんだ、このくそばばぁ。

 俺がこいつの婚約者? 寝言は寝て言え。


「貴方の活躍はロゼから少し聞いております。今まで大変な思いをしてきたことも伺っています。婿入りしていただければ、冒険者をやめていただく形にはなってしまいますが、不自由はさせないと言い切りましょう。それに、貴方が求める財宝やお金も用意いたします。悪い条件ではないと思うのですが、いかがでしょう」


 …………………………ゴクッ。


 ――――ゴスッ


『うっ……何しやがる。ヒュース皇子様よぉ……』

『財宝をもらえるなら悪くない、などと考えていただろう。今はそのような話をしているわけではない』

『わかってるっつーの』


 後ろからヒュース皇子が俺の腰を殴ってきやがった。

 このやろう。おじさんの腰はデリケートなんだぞ。もう少し優しくしてくれよ。


 王妃と王に聞こえないよう小声でやり取りしていると、確認するように王妃が再び問いかけてきた。


「いかがでしょうか、勇敢なる冒険者よ」

「…………ものすごく、本当にものすごく良い話ではあるのですが、私にも冒険者をやめられない理由がございます。そのため、その話に乗るのは難しいです。ありがたいお話ではありますが、今回は……」

「でしたら、冒険者はやめなくても構いません。この城に住み、ロゼと共に生活していただきたい」

「それも難しいかと思います。冒険者というのは様々な場所に出向き、財宝や報酬を――」


 ──────ゴスッ


「~~~~~~間違えました! 冒険者とは、人の願いを叶えたり、ダンジョンを攻略したりして、お互い高め合える職業なので!!」


 またしても後ろからヒュース皇子が腰を殴りやがった。

 しかもさっきより強い。結構痛い。


 同じ姿勢で膝をついているせいで体もつらいんだ。攻撃はやめてくれ。


「では、せめて婚約だけはしていただけないでしょうか」


 いやいや、なんでそうなるんだよ。

 というか、なんでそこまで婚約に執着するんだ?


 もう、誰でもいいって感じじゃん。


「ねぇ、なんでそこまで婚約にこだわるの? なんか焦ってるようにも見えるけど?」


 アマリアが空中に浮かびながら問いかけた。

 平然としているけど、今のアマリアは無礼ではないのか。


「……そうですね。少し焦っていました」

「何があったの?」

「もうそろそろ、ロゼにも家庭を持っていただきたいのです。年齢的に、そろそろ危ういので」


 そういえば、ロゼ姫っていくつなんだ?

 見た目は綺麗だし若い。


 でも、高貴な連中は若いうちに結婚して、子どもを早く産むんだっけ。

 跡継ぎのことも考えないといけないだろうし、それも含めて焦っているんだろう。


「そうだとしても、知里を選ぶほど焦ってるの? 今会ったばかりの男に頼むほどに」


 そう、それなんだよ。

 話を少し聞いていたとしても、姫の婚約者になれる器があるかなんて分からないだろ。


 俺という人物を知らないうちに、娘の婿にしようとするなんて、さすがに親としてどうなんだ?


 困惑していると、さっきまで大人しかった王が口を開いた。


「レイラよ。もっともらしい理由を口にしているが、要はあれだろう。あの者を城に置いておきたいだけではないか?」


 ――――ん?

 俺を城に?


「…………まぁ、それも少しはありますよ、王様」


 目を逸らしつつも、どこか胸を張っているように見える王妃。

 視線がちらりと俺へ向く。


「私は、あの者を私の手の届くところに置いておきたいのです」


 そして――


「だって、あんなにイケメンなのだから!!」


 ……………………はい?

ここまで読んで下さりありがとうございます!

出来れば次回も読んでいただけると嬉しいです!


出来れば☆やブクマなどを頂けるとモチベにつながります。もし、少しでも面白いと思ってくださったらぜひ、御気軽にポチッとして頂けると嬉しいです!


よろしくお願いします(*・ω・)*_ _)ペコリ

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