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チート魔力のせいで世界の管理者に目を付けられましたが、巻き込まれたくないので金稼ぎします  作者: 桜桃
第一章 異世界への始まり

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謎を植え付ける奴は本当にめんどくさいから嫌い

「――――――っ、ん? ここって……」


 暗闇。

 ということは…………。


『やぁ、お疲れ様』

「うげ、カケル=ルーナ」

『うげって、酷い……』


 俺の後ろに現れたのは、肩を落としているカケル=ルーナ。

 俺の言葉に落ち込んでいるようだが、知らん。


『まぁいいよ。それより、俺は感動したぞ! まさか精霊をあんな使い方するなんて』

「咄嗟の判断だ。グレールの助言もあって、なんとかなったんだ」

『みたいだな。今回の件も、指輪を通して見させてもらっていたからわかるぞ。それで、今後は管理者の一人を仲間にしつつ、ダンジョンを攻略して俺の封印を解除していくんだろ?』

「その予定。アマリアがこれからどんな動きをするかは分からないけど、裏切るなんてことはできないだろうし、考えもしないだろう。俺があいつの命を握っているしな」

『それもそうだなぁ。今後は、もっと楽にダンジョン攻略できるといいな』

「口では何とでも言えるよなぁ……」

『あぁ、バレたか』


 わかりやすすぎるんだよ。


 絶対にこれからも、様々な壁が出てくる。

 一筋縄ではいかないし、何かしらイベント的なものも起きるはずだ。


 簡単に乗り越えられないイベントが……。


「これからはアマリアも処罰対象に入るだろうし、迂闊に大きな動きはできない。なぁ、カケルなら今後どう動く?」

『俺なら……かぁ。まさか、お前さんがそんなふうに聞いてくるとは思わなかったぞ。弱っているのか?』

「うるさい」


 アマリアを仲間にできた。

 それは大きな前進だし、心強い。


 だが同時に、アマリアがいることで管理者から狙われる確率が大幅に跳ね上がったのも事実だ。


 アマリアを守りながらダンジョン攻略。

 さらにカケルの封印解除のために、SSSランクのダンジョンを攻略して精霊を手に入れる。


 頭が痛くなってきた……。


『今のお前さんなら、SSSランクのダンジョンなんて簡単に攻略できると思うぞ。俺の魔法と魔力を持っているんだからな。精霊も俺より二体も多い。楽勝さ』

「本当かねぇ…………ん? 二体も多い? 俺はスピリトとリンクの二体しか持ってないぞ?」

『これからもう一体増やす予定だろう? 俺はさすがに一体しか持っていなかったから、三体持ちになるなんて、これでも驚いている』


 なるほどな。

 それを入れたら、確かに二体多いことになる。


 せめて、めんどくさくない性格であってくれ。


『もう分かっているとは思うが、これから管理者との全面対決が増えるだろう。となれば、さらに強い魔法が必要になる。だが、それを覚えるとコントロールが難しくなる』

「そうだろうな」

『だから体を鍛えろ。肉体的に強くなれば使える魔力も増えるし、戦闘も有利になる。リンクによって魔力消費も増えるし、少しでも増やしておいた方がいい』

「確かに……」


 アマリアに魔力供給もしないといけない。

 これから魔力はどんどん減っていく。


 チート魔力を持っているからといって、胡坐をかいているわけにはいかない。


『魔力消費も考えて、これからは無駄に散らさないよう意識しろ。肉弾戦もできるようになれば、()()()()()()()()()()()との戦闘も楽になる。頑張れ~』


 他人事みたいに言いやがって……。


 お前にも十分関係あるだろう。

 俺が死んだら、お前は封印解除されないんだぞ。


 わかってるのか、この野郎。


『この世界では魔力がすべて。魔法よりも重視される。でも、魔力だけでは強さが決まらない時もある。次に出会う管理者で、それが痛いほどわかるだろう』

「なんで、次に出会う管理者のことがわかってるんだよ。誰なんだ? どんな魔法を使う?」

『ダンジョンを管理している人物で、名前はフィルム。自然魔法を使うはずだ』

「フェアズみたいな魔法か?」

『フェアズも蔓を操るから間違いではない。だが、彼女よりも厄介だということは理解しておいた方がいい』

「なるほどな……。あれより厄介か。やっぱり管理者って化け物なんだなぁ」

『世界を守る管理者だ。誰よりも強くなければ威厳が保てないだろう?』

「それもそうだな」


 またしても、頭が痛くなる案件が増えた……。


『では、また次に会うのは次の管理者を倒した時か、俺の封印を解除した時だろうな。頑張れよ~』

「……………………はぁ」


 ちっ。

 やっぱり、こいつの封印解除――やめようかな……。

ここまで読んで下さりありがとうございます!

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よろしくお願いします(*・ω・)*_ _)ペコリ

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