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第44話 第二陣がやってきた!

 ちょっとだけな!

 さて、今日のログアウトもこの村で場所を借りて、という事なので少し時間が余りました。

 丸一日過ぎちゃうので、村の人に交渉してみたら、農機具を入れる納屋を借りることができましたよ!


 ひまり:明日も北目指す?

 玉兎:レベルが上がったから、戻るという選択肢はないな、経験値的に。

 北斗:最悪次のログアウトが野宿になるが……

 ミケ:距離が遠いなら安地くらいはあるっしょ

 ミュー:交通が滞り気味とはいえ、長期で移動する商人の為の設備くらいはあるんでは?

 アン:あの人たち幌付き荷馬車で寝るらしいですよ。冒険者組合の先輩が言ってました。


 う、それはもしかして北上の正攻法、商人護衛を受ける、なのでは……ってあれCランクじゃないと受けられないな!


 ひまり:Dランクのままで北に向かってるんだから、その位の難儀はどうにかせい、かぁ。

 アン:そうですねえ、冒険者組合非推奨行為ですよね、そういえば。

 北斗:だが行けないというわけではない。

 ミケ:実際イノはランク上げ一切しないまま南の町に到達してるわけだしな

 玉兎:あいつランクも上げてないのか……いや検証としては正しい行動だな?

 ミュー:エルリ君もランク上げはしてないらしいよ。

 ひまり:あの人はランクの前に好感度上げないとダメだと思う。


 エルリさん、たまに行き先でかち合う(玉兄さんが挨拶して気が付くのでその時だけフィルターを外す)んだけど、冒険者組合の受付のお姉さんとかが絶妙に塩対応になるんですよね、あの人。


 玉兎:あー、エルリが来ると受付嬢がだいたい塩対応になるの、そこか。

 ミケ:イノはあんまりそういうシーンねえんだけどな、あいつ

 ひまり:尊敬まではされてないけど一目は置かれてる、だと思う、イノさんのは。

 アン:根拠は?

 ひまり:NPCの先輩冒険者さんが言ってた。あいつなかなかとんでもねえ新人だな!って。

 北斗:事実だな、完全に。


 兎程じゃないけど、狐も耳はいいらしくて、ちょいちょいNPC同士の会話とか拾うんですよね。このゲーム聴覚周りも凄く自然に再現されてるのよねえ。


 好感度って我々が思ってる以上に大事だね、と確認して本日はログアウトだ。



 リアル側もゲーム側も、特に何事もなく翌日もログインです。

 社会人ゴールデンタイムって奴ですね。世間は平日なのだ。


 玉兎:おはよう。掲示板で死に戻りヘルプ更新は草。

 ひまり:おっはよー!むしろエルリさんどうやってその回数死んだのか。

 ミュー:おはー。20回死に戻りで称号付いてない人も大概だけどねえ。

 ミケ:掲示板からヘルプ更新って別に初じゃねえぞ?

 北斗:そんなとこまで!見ていない!

 アン:ミケさん意外としっかり掲示板チェックしてますねえ。


 アンもかなりしっかりチェック組のはずだけど、気付いてたけど言ってない系だなコレ?

 アンファルさん、言い出しっぺにはあまりならないようなプレイしてるっぽいしなー。


 玉兎:今日から早い人はログインらしいぞ、第二陣。

 ミュー:呪符作成士増えないかなー!

 ミケ:あれフラグが足りてないままだろ

 北斗:クラメンにも確認したけど、反応的にまだじゃないかって。


[ミサキ]おはよーございまっす!第二陣、早速二人ほどノの字がいますよ!

[玉兎]お、幸先がいいな。

[豊前]済まんがサブリもう一人設定してくれんか、クラン加入希望されても手出しできん。

[ひまり]あー、町から離れてても申請自体は飛ばせるはずだけど、そういや規定外申請者大杉で〆てましたねごめん!

[玉兎]ああ、クラン申請も握手式で行けるのか。ミサキちゃんに頼むかな?

[ミサキ]わたし?構わないけど人選の理由は?

[玉兎]覚賀君と知り合いだろう?戻ってきたら迎えて欲しいからさ。

[ベル]ああ、申請フリーじゃないんでしたわネ!一般の方から入りたい要請がワタシたちにも来るくらいですもんねェ。


 クラン会話のほうも挨拶でなかなか盛況だ。

 そういえば新規加入は止めてたねえ、とミサキちゃんをサブリーダーに追加して、当面の窓口役をやってもらうことにする。


 ひまり:サブリって何人まで?

 玉兎:3人。もう一人指定できるが……二陣の構成次第では溢れるんじゃないかこれ?

 ミケ:ひまちゃんのスクショでだいぶノの字に興味ある奴増えてるだろうしなあ

 ミュー:タマとか北斗君のお札モーションも人気あるんよ。

 アン:女ドワーフもうちょっと増えませんかねえ……かわいいのに……

 北斗:特殊以外だとドワーフ女子が一番少ないんだっけ?

 アン:3人しかいないそうですよ。


 女ドワーフそんなことになってたんだ……少ない……

 男ドワーフの方は普通に男エルフと同じくらい人数がいるんだって。


 ミュー:エルフだと圧倒的に女子が多いらしいけどね、二陣。

 北斗:一陣はそこまででもなかった?

 ミュー:女子の方が多かったのは確かだけど、そこまでものすごい差はなかったねー。

 アン:エルフは技能がデフォで付いてくるので、技能ガチャでキャラクリ繰り返す人がいるとか。

 ミケ:俺らにはあまり関係ない奴……と思ってたらなんか石人が一人増えたらしい

 ひまり:条件が謎だけど、特殊勢で3人いるのって石人くらい?


 狐ノ命が増えたら3人になるだろうけど、案外増えないんじゃないかなーとは思うんだよね、根拠はないけど。


[サンガ]はっはじめまして!えーっと、穿孔せんこう土竜もぐら美山びざんサンガです!

[峰雪]第二陣のみね ゆきです。サンガとはリアフレで、種族は穿鑿せんさく栗鼠りすです。

[玉兎]いらっしゃい、歓迎します。後で初期符の属性とか教えてね。

[サンガ]はーい!


 ミケ:なんか難しい字のが入ったなあ。詮索じゃなくて穿鑿?

 ひまり:ノミで穴を開ける事だったかな?

 ミュー:雑学王っ……!



 我々の方は村のおじさんとチャッター君に挨拶をして、村から出発です。

 昨日散々マップ埋めはしたので、まっすぐ北を目指すよ!


 コモンシャコはノンアクなのでスルーできるけど、オオヤマネコは一応アクティブだ。

 ウォーボアは挙動修正されて、むやみに突っかかってくることはなくなったけど、機嫌が悪いと突っ込んできそうなので、これも警戒しましょうね。


 オオヤマネコはコモンシャコに比べてだいぶ数が少ないので、避けるのは意外と難しくない。

 そもそもアクティブと言いつつ、あまりこちらに近寄っても来ないしね。


 狼も少しいるけど、彼らはLv15までなので、もう我々に興味は示さない。

 そんな感じで、あれこれ観察したり鑑定したりしながら歩いて歩いてひたすら歩く。


 森が途切れた後は延々と、なだらかな起伏に時折防壁の残骸みたいな白い石積みが見えたり、ところどころにポプラや柳っぽい樹木が散在する、見通しが意外とよくない草原だ。

 丘のてっぺんの石積みの上とか、高い部分に上がれば、遠くに別の木々が見えてはいるけど。


 ひまり:これあのずっと向こうの森からが新しいエリアかなあ。

 玉兎:距離的にそんな感じだな。

 ミケ:マップ見てもなーんにもねえな

 北斗:そもそもマップ完全に埋めてもいないしなぁ。


 ずっとまっすぐ北上してるだけだから、当然マップで色が付いているのは一本のまっすぐなラインだけだ。仕様ですね!


 そうやって歩いていたら、小さな川を渡る手前で、遺構っぽい石組みの周囲の草が刈り取られ、明らかに平たく整地された、開けた場所に到達しましたよ?

 あっちこっちに何本かずつ、しっかりした杭が立てられているのは馬車の馬や幻獣を繋ぐ場所なのかな?

 中央寄りに何か所か、焚火の跡もあるので、どうやらここが噂に聞いてた商人の野営地らしい。


 玉兎:この広場的な場所全体が安全地帯指定だな。

 ひまり:ちょっと早いけど休憩取っちゃおうか。

 北斗:短期ログアウト、きっちり45分ごとじゃなくていいのは盲点だったなあ。

 ミケ:とはいえ45分突っ走らないと勿体ない気持ちもあるわけでなあ

 ミュー:トータル休憩込みでリアル3時間って短いよねえ。

 アン:とはいえ3時間フルでログインしたあとってかなり眠くなりますからね、私だと。


 人によっては3時間フルプレイすると結構眠くなるというのは掲示板でも見た覚えがあるけど、アンファルもそうなのか……


 私?プレイするようになる前と特に変わらないですね。

 これが若さ?


 ……っていうほど年齢離れてないんだけどなー?


 ともあれ今回は試しにリアル40分経過後に10分休憩を取ることにしてみましたよ。

 遺構の壁の残存物の傍に敷物をそれぞれ敷いて、皆で寄り集まって、ログアウトだ。


 私も自前の敷物ゲットしてますよ!メンバー揃わない日に夜チュートリもちゃんとやってきたからね!


 次のログインで越境だけでもできるといいんだけどなあ。

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