表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王の娘  作者: 守 秀斗
9/43

第九話:魔王、転移者のハーレムを潰す

 また、女性の悲鳴が頭に響いてきた。

 やれやれ、また、ろくでなしが現れたか。

 最近、忙しくて疲れているが、瞬間移動!


 どこかの屋敷に移動した。

 かなり大きな部屋に、若い女性が三十人くらい居た。

 ソファが半円形に並べられて座っている。


 全員美人。

 色っぽいドレスを着ている。

 突然、現れた私にちょっとびっくりしている。


「えーと、今、悲鳴が聞こえたんですが、誰かひどい目に遭いませんでしたか」と質問したが、全員ニコニコと微笑んでいるだけ。

 おかしいな、間違えたかな。

 ちょっと、頭の中を覗いてみる。

 異常なし。


 悩んでいると、

「どなたですか?」と後ろから、声をかけられた。

 男が立っていた。

 はっきり言って、イケメン。

 どうやら、転移者らしいのだが。


「私は魔法使いのマオと言いますが、今、女性の悲鳴が聞こえたんですが」

「何のことか、わかりませんね」

「失礼ですが、この女性たちは?」

「僕の恋人たちですね」


「三十人もいますけど」

「まあ、僕の美形ぶりに恋してしまった人たちですね。あなたも可愛いから、入ってもかまいませんよ」


 美男子だけど、ナルシストっぽく、気持ち悪いな。

「これって、ハーレムってやつですかね」

「まあ、そう言ってもいいですが、何か悪いですか」


 うーん、まあ皆さん、楽しく暮らしてればいいですけど。

 どうも気になる。


「あのー、女性の皆さん、全員、首に同じスカーフ巻いてますけど」

「いけませんか」


 いけなくはないけど。

「誰か、はずしてくれませんか」と頼んでも、みんな微笑んでいるだけで動かない。

 しかし、なんとなく引きつった笑いを見せる女性たち。

 変だな。


 仕方が無い。

 私は魔法で、女性たちのスカーフをさっとはずす。

 首輪が嵌められていて、ソファの背中に鎖でつなげられている。


「これは何ですか」と男をにらみつける。

「死ね!」と、いきなりナイフで襲いかかって来た。


 瞬殺!


 調べると、地下室があり、口に黒いピンポン玉みたいなものを突っ込まれた全裸の女性を発見。

 この人が悲鳴をあげたようだな。

 変態SM行為を行っていたようだ。


 この女性たちは、誘拐してきたようだ。

 家族を皆殺しにして。

 そのため、恐怖で、私の質問には答えられなかったようだ。

 さっき瞬殺した転移者は屑だな。


 けしからん。


 もうハーレムは禁止!

 相手の同意があってもだ!


 あと、なんで女性たちの頭の中を読めなかったのだろう。

 どうも、黒幕がいるようだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ