第三十八話:魔王、全裸で寝てた
翌朝、目覚めるとベッドの横にアンナちゃんが居た。
「マオちゃん、おはようございます。ところで、なんで裸なの?」
全裸のままだった。
慌てて、毛布をひっかぶる。
「マオちゃんは、裸で寝るのが趣味なんですか」
「ち、違うわよ。昨日の夜、変な奴が現れて、パジャマを引きちぎられたのよ」と焦る私。
アンナちゃんに変態と思われてしまう。
わけのわからないナイアルラトホテプとかいう奴に、体を触られた。
怖気がする。
ああ気持ち悪い。
「大変、大丈夫」とアンナちゃんが心配そうな顔。
「服、持ってきて」と頼むが、アンナちゃんがベッドに滑り込んでくる。
ちょっと待て!
「かわいそう。あたしが変態に触られたところを慰めてあげる」
アンナちゃんがあたしの胸や太股を触ってくる。
「ちょっと、やめなさい!」
なんとかアンナちゃんをベッドから追い出す。
やれやれ。
それにしても、ナイアルラトホテプが言っていたクトゥルフとは何だろう。
イフリートに聞いてみた。
「簡単に言うと、宇宙生物ですね」
「クトゥルフとは強いんだろうか」
「相当強いと思われます。人間には全く太刀打ちできないでしょうね」
「私では」
「うーん、それはクトゥルフの種類によりますね」
「クトゥルフのナイアルラトホテプって奴が、神はいないと言ってたんだけど」
「どうですかね。クトゥルフも所詮、神が作ったものではないでしょうか」
なんで、神はあんな気持ち悪い奴を作るのだろうか?




