part5
半ば無理矢理に神の世界へヤマネはやってきました。
当時は神と人の距離がとても近く、人々が神から直接
啓示を受ける程でした。
ヤマネ「此処が…神様方の世界…」
神と人は文字通り天と地の差があります。
それを言い表すかのように、ヤマネが通る道沿いの
建物は皆、立派な装飾が施されていて、空気でさえ
神の風格を感じさせる何かがありました。
ヤマネは色々なものを見ているうちに、引取先の家へと
着きました。ヤマネのように後天的に神になることも
よくある話であるからか、子どもの引き取り制度は
かなり充実しているようです。
ヤマネ「こんにちは!ニノミヤ ヤマネです!
アンカさんの家でお間違い無いでしょうか?」
???「いらっしゃい!ヤマネ!」
ヤマネが家を訪ねるとヤマネよりも数歳年下の女の子が
出てきました。彼女の名前はカシュー・アンカ。
今日からヤマネの妹になる子です。
カシュー「お母さんとお父さんはまだ帰ってないの。
だからこっそりさ、お菓子食べようよ!」
ヤマネ「いいねそれ!」
そう言って、2人はチョコボールを食べます。
神だとしてもやっぱり2人は子どもです。
そんなこんなで色々ありましたが、ついにお母さんが
帰ってきました。
お母さんはまるで胡蝶蘭のような美しさを
持っていました。
カシュー「お母さん、お帰りなさい!」
ヤマネ「初めまして、お母さん!」
お母さん「まぁまぁ、これは貴女たちが食べたの?」
カシュー「あ!隠すの忘れちゃった!」
ヤマネ「ごめんなさいお母さん!」
お母さん「…えぇ本当に」
そういうとお母さんは、ヤマネを容赦なく叩きます。
ヤマネとカシューはとても驚きました。
お母さん「穢らわしい分際で、
よくそんなことできるわね?」
ヤマネ「痛い痛い痛い!!お母さん、やめてよ!」
お母さんに頬も思いっきりつねられて、
ヤマネは泣いてしまいます。
カシューはお母さんに問います。
カシュー「なんで?!どうしてそこまでするの!!」
お母さん「いい?カシューはいい成績取れないんだから
私とお父さんはこんな奴を仕方なくね
新しく迎え入れたのよ。貴女がそんなこと
こんなことにはならなかったんだから。
元はといえば、貴女のせいよ」
余りにも衝撃的な言葉で、2人は唖然としました。




