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part37

敵対勢力の出現が、6人に衝撃を与えたのは言うまでもありませんでした。それでも何が起こってもいい

ように対策をするしかありません。リリアは様々な

可能性とそれらに対する作戦を考えていました。

というのも…


リリア(これで終わるなんていうのは可能性としては

    低いわ。仮にも私たちに敵対するならあれは

    第一陣のやつらで、親玉は高みの見物だとか

    しているはず。だってあんなにもあっさりと

    やられるのは私たちのことを知ってる存在

    なら、あり得ないもの。私たちだって並大抵

    でやられる存在じゃないんだから、

    それなりの策があっての行動でしょう。

    終わらないなら、終わる最後まで考えて

    おけばいい話よ)



このようにリリアは考えていたからです。

夜通し考えをまとめたリリアは、約束通りメアリに

4人に伝える内容をまとめた書類を手渡しします。


メアリ「お姉様、昨日はかなり棍詰めていらっしゃい

    ましたが、体調に大事はないですか?」

リリア「大丈夫よメアリ。私はこういうことでしか

    活躍できないのだから気にしないでね。

    あとこれが書類よ。これを4人に渡して

    くれるだけでいいわ」

メアリ「…お姉様、今少し見たところかなりのページ

    があるようですが、これってどれほどの量が

    あるのですか?」

リリア「大体260ページくらいだからそんなに

    大それたものじゃないわよ〜」

メアリ(レイチェルとかはこういう文字列は好きじゃ

    なさそう…)


こうしてメアリは4人分の書類を持って4人の国へ

向かいました。



メアリが最初に訪れたのは、爽やかな風が香る

『風の国』です。メアリは『世界樹』と呼ばれる

大木のにある『実』に住んでいるカルラの元へと

向かいます。道中冷たい視線を感じましたが、

メアリは無視しました。


カルラ「メアリ、いらっしゃい!ここが私のお家

    だってよく分かったね!あ!もしかして、

    とっても素敵な家だからすぐに

    分かっちゃったのかな?」

メアリ「そうね〜カルラはここに住んでるかなぁって

    思って来てみたら本当にいたから、私も

    まだまだ捨てたものじゃないわね」


案外メアリが言っていることは間違っていません

でした。なぜならメアリはカルラの魔力を伝って、

このカルラの家に辿り着いたからです。


メアリ「カルラ、これをよく読んでおいてくれる?

    今後の対応マニュアルよ。分からないところ

    とかはいつでも言ってね」

カルラ「結構多いけど、頑張って読むね!」


カルラはそう言って、お礼として手作りの余った

シューをメアリに渡しました。ちなみにメアリは

どちらかというと辛党です。



メアリはカルラから貰ったシューの強烈な甘い匂いに

若干眩暈がしながらも、乾燥の楽園である『雷の国』に行きました。ジルは家ではなく岩山にいました。


メアリ「貴方はいつ見ても喫煙しているわね。

    タバコってそんなに美味いものなの?」

ジル「……別に。ただ吸って吐くという……一連の動作

   確認だ」

メアリ「それって必要な確認なの?」

ジル「……吸わないと、忘れたいことも………忘れられ

   ない」

メアリ「…じゃあ隣にある石塔は何かしら」

ジル「………忘れられないもののひとつ」

メアリ(アンタの話し方だと会話続かないって!!)


メアリは内心そう思いつつ、ジルに書類を渡します。

ジルの手は乾燥していました。


メアリ「これをよく読んでおいてくれる?質問とかは

    いつでも受け付けるわ」

ジル「……量が多いな」


ジルはそう言いながらも石塔の側に座って読み始めました。メアリは何も言わなくなったジルをそっとしておくことにしました。会話は全くありませんでした。



『水の国』に着いたメアリは甘い匂いに釣られた

子どもたちにシューを分け与えました。シューを

手にした子どもは満面の笑みを浮かべて食べて

いました。メアリは自分の分を残して、ナンスの家に

向かいました。


メアリ「こんな場所あったのね」

ナンス「急に来るって何事だよ?国家転覆からの

    亡命か?」

メアリ「まだまだ現役よ。これを渡しに来ただけ

    だから、その絵の続きを早く見せて

    ちょうだいな」

ナンス「ただただ海を描いてるだけなんだがな。

    金持ちの気持ちはよく分からんな」


ナンスの描く鮮やかな水彩の海は、水から創り出されたかと思うほど、美しいものでした。



メアリがお買い物したため、気づいたら夕方になっていました。『炎の国』は夕日が山に隠れてしまうと、

炎に包まれた国としての威厳を出します。赤い国は

人々に終業を伝えます。


レイチェル「私になんか用なの?用がなかったら

      ぶっ飛ばすわよ」

メアリ「毎回毎回物騒なこと言わないの。貴女に

    伝えなければならないことがあるから、

    まとめた物を渡しに来たのよ」

レイチェル「量多すぎ。どうせ作ったのアンタの姉

      でしょ。ほんと読む側の気持ち考えて

      ほしいわ」

メアリ「これに関しては…私も口出しできないから

    許してほしいわ」









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