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part30

しばらく湖に座っていたメアリは、裸体の女性をじっと見つめます。


メアリ「私の遺伝子細胞を2つ組み合わせて創った

    からって眼が白くていい理由にならないはず

    よね?カルラ…ごめんなさい…」


女性の名はカルラと言うそうです。

カルラは何も言わずただ眠るだけで、レイチェルと

同じような様相がありました。結局は繰り返していることに無責任ではありますが、メアリはそんなこと

には気づきません。


カルラ「…………あ」

メアリ「…?!カルラ?!」


メアリが立ち去ろうとしたまさにその時、カルラが

今まで閉じていた薄い紅色の唇を半分開けて呆然と

しているではありませんか。さながら子どものよう

です。


メアリ「カルラ!!貴女、眼は見えるの?」

カルラ「……よく見えない。貴女がお母さん、私が

    カルラ?」

メアリ「えぇそうよ。知識や魔力量に関しては、

    私が創り出した通りでよかったわ」

カルラ「眼………貴女と違う」


カルラは寝返りを打って瞳に入った水面を見てそう

呟きます。


カルラ「貴女の顔が…皆んなと違って見える」

メアリ「客観的視点の知識もあるみたいね。常識的な

    知識と言って差し支えないか。

    …そうね、貴女の眼は所謂普通と言われる

    状態とはかけ離れてる。白いということは

    安直だけどボヤけて見えたりするのかしら」

カルラ「取り敢えず服着たい」


メアリは改めてカルラが裸であることに気づきます。


メアリ「あ、これが服よ。カルラに似合うと思って

    買ってきたの!大切にしてくれると、

    お母さんは嬉しいわ」


カルラは今までずっとメアリに知識や戦闘などの技量を磨かれてきた輝く宝石でした。無論『進化の湖』によって成長を促進されたこともありますが、それだけではなく母の愛をも受け取っていたことが、

何よりカルラ自身を育てたのです。例え臍が

なくても、2人は家族でした。


メアリ「カルラ、早速だけど仲間たちのところに

    行ってみない?」

カルラ「私はこの身体でいると魔力を無駄に消費して

    しまう。だからもう少し子どもの体格にして

    からが良いのだが」

メアリ「一気に喋るようになったわね」

カルラ「喋ること、言葉の存在は知っていたが使うの

    は初めてだから、今ようやく慣れただけだ。

    勘違いするなよ、お前は確かに私の母だが

    直接的に見てしまえばお前自身とも言える。

    『仲間』『部下』として見るように。それ

    以外は不愉快だ」

メアリ「いや本当によく喋るようになったわね。

    それで貴女の身体を変えればいいの?」

カルラ「あぁ。お前のそのロクでもなく使えない

    手で私の身体を小さくしろ」

メアリ「はいはい分かったわ」


メアリはカルラの手を握り小さな魔力の塊を身体から取り出します。カルラの身体はどんどん小さくなっていき、180センチほどの身体が40センチほど縮み

ました。


カルラ「メアリ!!見てみて!私が着てた服が

    ブカブカすぎて着れなくなっちゃった!

    何か面白い!」

メアリ「…へ?」


何とカルラは小さくなったものの、少し傲慢そう

だった性格さえも幼気な少女のようになってしまいました。要するに記憶はあるのに見た目も中身も子どもになって

しまったようです。




中の人はXもやっています。何とぞ御贔屓に。

ニノミヤ ヤマネ@なろう小説と検索して頂ければXの

アカウントをご覧になることが可能かと存じます。

認証を受けてないので公式印の青いペケマークは付いていません…

ご不便おかけし、誠に申し訳ございません。

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