part12
ヤマネ「今日の昼ご飯は唐揚げよ〜!
朝から揚げ物頑張ったんだから、
絶対美味しいはず!楽しみ〜!」
ハイリー「テンション高いな…」
今は高等学校の昼休憩です。
ヤマネはお昼ご飯は自分で作っているので、
自分で作ったお昼はさぞ美味しいだろうと、
いつも楽しみにしていました。
ハイリー「お前今日、目の下のクマすごいな。
課題やってなかったのか?」
ヤマネ「そ、今日は朝3時に起きて急いで
課題終わらせてたわ。寝たのは12時だから
今日はマジで眠い。ま、それでもちゃんと
授業は起きているから大丈夫!」
ハイリー「早く食べ始めたらどうだ?」
ヤマネ「そうだね!じゃあ早速!オープン・ザ・
ランチボックス!」
ヤマネがランチボックスを開けると、中には唐揚げではなく、大量の蛾が入っていました。中には、
羽がちぎれていたり、謎の液体が飛び出ているような
個体もいて、ハッキリ言って地獄絵図です。
ヤマネ「…アイツらか。やられるとは思ってたけど、
キツイものね。まあいいわ。いただきます」
ハイリー「…え?」
そう言うとヤマネは気が狂ってしまったのか、
蛾を食べ始めます。しかも、幼馴染であるハイリーの目の前で。この状況には流石にハイリーもドン引き
しています。
というのも、ヤマネは予め蛾を食べれるように
魔力で味覚を遮断していたのです。だとしても
とんでもない絵面です。
いじめっ子たちは遠くからヤマネを見ていましたが、
シュフレットは体調を崩して、他の女子生徒も
顔色が悪くなっていました。
ヤマネ(そう簡単には屈しないわよ、アンタたち。
私は強いんだから!負けないわよ!)
ヤマネはさも何事もなかったかのように完食。
その後は、シュフレットたちやハイリーは1週間程、
ヤマネとは一切接触しなかったらしいです。
このように(?)しながら、ヤマネは
シュフレットたちの嫌がらせに対抗していました。
他にも、自身の靴に泥と動物の糞を入れられた際は、
シュフレットの靴を履いてかつ、被害にあった自分の靴をあたかもシュフレットの靴であるかのように
改造して茶色く汚い靴をシュフレット自身に
履かせたり、机の落書きを消毒液で拭き取ったかと思えば、そこで使った紙をシュフレットの机に詰めたり色々です。
順調に対応出来てきたと思えば、今度は別の問題が
やってきました。両親です。
お母さん「貴女のせいで、私たちにまで風評被害が
出ているの。調子に乗りすぎよ。
どこで教育を間違えたかしら。
貴女は1週間敷地を跨がないで」
ヤマネ「どうして私の味方をしてくれないの?!」
お母さん「道具に肩入れする馬鹿が何処にいるの?
貴女は所詮は道具なのよ。
あくまで私たちの子供という肩書きが
あるだけよ」
ヤマネ「…っ!」
ヤマネは親に愛されていない事にも本格的に
悩み始めました。こればかりはヤマネも参っていて、
解決策が思い付きません。カシューは最近はこんな
自宅ではなく、彼女の友神の家に避難していて、
家族ともほぼ絶縁状態。
ハイリーもヤマネと同じような家庭環境なので、
あまり頼れません。しかしそんな状況である人物が
ヤマネに手を差し伸べたのです。




