表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『天女の優香さま♡今日もオッパイ、つけてあげる♡』  作者: 一条陽菜子


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

20/75

第二十話:文法より、ふくらみが気になるの♡

『天女の優香さま』


第二十話:文法より、ふくらみが気になるの♡


──♡──


僕は今日、天女に会った。


その日の優香さんは、アイボリーのカーディガンに、くすみブルーのフレアスカート。

手には洋書の文庫が添えられ、ページをめくる指が、まるで詩の一節みたいに静かだった。

ゆるく巻かれた髪が、春風にそっと揺れていた。


──♡──


森下 琢真もりした・たくま、29歳。高校の英語教師。

発音は美しく、文法も正確。けれど、生徒からの人気は今ひとつ。

「真面目すぎて近寄りがたい」──そんな評価を、彼自身も気にしていた。

最近ふと、教室で向けられる視線に、妙な温度を感じるようになった。


──♡──


「ねえ……女の子のオッパイ、欲しくない?」


「っ……え? な、なに……?」


優香さんは、黒板の前でチョークをくるくる回しながら、やさしく微笑んだ。


「質問♡ 文法と会話、どっちがドキドキする?」


「……会話、です」


──♡──


「正解♡ 女の子のオッパイが欲しくなったのね!♡」


──バシュウウッ!!


シャツの胸元が、ふわりと盛り上がる。

じわじわとした熱が、内側からふくらみをつくっていく。


「っ……な、なんだこれ……」


「Cカップよ♡ 知的な先生には、ちょうどいいバランスでしょ?」


──♡──


「今日のブラジャーはこれね!♡」


白にベージュのストライプ。肌馴染みのいいシルキーカラー。

カップの内側には“Smart Silhouette”と小さく刺繍が入っている。

着けた瞬間、胸のかたちが自然に整い、シャツのラインにきれいに沿っていく。


「これは“黒板の前で揺れるブラ”♡ 生徒たちは気づかないけど……あなたは、もう気づいてるでしょ?」


──♡──


(優香のオッパイ豆知識♡)

「Cカップは“目線が迷うサイズ”♡ ことばより先に、胸が会話を始めるのよ」


──♡──


数日後。


シャツの胸元に手をやるたび、視線を感じる。

生徒のノートの文字が、なぜか少し乱れていたりする。

文法の正しさより、“このふくらみ”のほうが複雑で、やさしかった。

それでも、今日の授業はなぜか声がよく通った。

──言葉が、胸の内側からあふれてくるような気がした。


──♡──


完──“今日もまた、女の子のオッパイにしておしまい!”

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ