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姉かわ  作者: 春波流音
第三話『地獄から脱出するための部活』
13/22

第三話4『波乱の幕開け』


「・・・やっと出来たぞ!」


 ついに勧誘紙が完成した。ここまで長かったな。10分しか経ってないけど・・・。


「ホントだ!やったね!・・・ってあれ?」



   ╋━━━━━━━━━━━━━━━╋

   ┃モテてることがうんざりな君! ┃

   ┃ きたれ悲恋部に❗      ┃

   ┃【重要】           ┃

   ┃ 日付 四月第四週火曜    ┃

   ┃ 場所 第二音楽室      ┃

   ┃ 時間 放課後〈四時から六時〉┃

   ┃               ┃

   ┃この世の理不尽な恋を共に終わら┃

   ┃せ幸せな余生を過ごしましょう!┃

   ┃               ┃

   ┃               ┃

   ┃ 追筆 リア充爆ぜろ!    ┃

   ╋━━━━━━━━━━━━━━━╋



「ねぇ。楽斗、追筆要らなくない?」


 何を言っているんだ?


「何を言っているんだ?むしろそこが重要なんだろ!」


「そうかな・・・・・・?」


「そうだよ!」


「そうか。そうだよね!」


 そう言って蓮宮は消しゴムを取り出し、追筆をきれいさっぱり消した。


 ・・・・・・なんてことを。


「蓮宮、お前・・・・・・!!!」


「ハイハイ。分かった分かった。それじゃあ僕は先生に勧誘紙届けてくるから。今日はここで解散ってことで!」


「チョッと待・・・・・・」


「じゃあね~!」


 ガラッ。ピシャン。

 蓮宮は呼び止める俺を無視してそのまま素早く教室を出ていった。


 何か最近蓮宮の俺に対する態度が酷くなってきた気がする。あくまで、『気がする』だが。

 もしかして、もしかしたら嫌われたのかも知れない。

 

 蓮宮に嫌われたら生きていける気がしない。嫌われてないことを祈ろう。



 教室に静寂が流れる。


「・・・・・・はぁ。俺も帰るか」


 時刻は五時半。帰るのにはちょうど良いくらいの時間だ。

 俺は溜め息をつきながら荷物を片付けて教室を出た。



 この勧誘紙が波乱の幕開けになることは、今はまだ誰も知らなかった。

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