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空
ピカピカしたゲームの光が僕の瞳孔に入り込んでくる。僕の目はそれを拒み光を反射していた。嫌なことは忘れてしまえばいいのだ。そうやって生きてきたのだから。
「ほらほら、元気だして、他のゲーム行こ!!!早く〜!!」
「あー、わかった」
無理やり足を前後に動かしてみる。地面が傾いているかのように足が重い。後ろからなにかに引っ張られそうだ。
「いた!...」
何も考えずに足を動かしていたから前にあったゲームに気づかなかった。足をぶつけた。
踏んだり蹴ったり、泣きっ面に蜂だ。どれもこれもきっかけは氷室の発言だ。動揺している。他責にしてはいけない。自分の問題なのだ。どれもこれも。忘れてしまおう一度全て。
次の瞬間目に飛び込んできたのは藍色の空だった。悲鳴が遅れて聞こえてきた。
「大丈夫!!?誰か!誰か...」
知らないジャージを着た少し背の低い男が助けを呼んでいた。状況が理解できなかった。
それから長い時間救急車に乗っていた気がする。病院についた。白くて消毒された清潔な空間を通り過ぎて薄暗い手術室へ僕は入っていった。




