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12 ゲーム
ゲームは好きだ。人を楽しませられるから。でも五月蠅くてわずわらしいこともある。自分がやっている分には気にならない轟音が人の迷惑になっている可能性もある。事実ゲームセンターに入ったとき僕は圧倒され、少し中に入るのを躊躇した。
「早く行こ〜、時間なくなっちゃうよ〜」
氷室の言葉に引っ張られ中に入った。数多のゲーム機の中に一台、一際輝いて見えるものがあった。
「あれやらない?」
みんな知っているだろうゲーム機。「ドラムの達人」である。恥ずかしながら有名なことは知っていたが実際に遊んでみたことはなく興味ができたのである。
「いいねいいね、やろうー!!」
氷室の同意も出たことで遊んでみる。遊んでみると結構難しい。調子に乗って難易度の高い音楽を選んだからである。テンポも早いし手を動かすしですっかり集中しきり、先程まで感じていた騒音は感じなくなっていた。
ゲームが終わり、次遊ぶゲームを探しているところで氷室が話を切り出してきた。
「どうして僕のこと知ってたの?」
質問の意図がわからなかった。だって自分から同級生だと名乗っていたではないか。
「どうしてって...俺達同級生なんだろ?」
「...」
直感があっていたのかもしれない。




