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エピローグ

 それからほどなくして、アンドリューとユリアは結婚式を挙げた。

 結婚披露パーティではいたるところに飾られた青い薔薇が招待客の目を楽しませ、真っ青なウェディングケーキが招待客の度肝を抜いた。




 アンドリューとユリアは互いに隠し事のない円満な夫婦となり、二年後に玉のような長男を授かった。

 

 二枚の鏡はしばらくの間ふたりの新居に飾られていたが、ある日忽然と消えてしまった。使用人が盗んだとも考えられず、その行方はようとして知れない。

 ユリアはそれを残念に思ったものの、心のどこかで仕方がないとも考えていた。何故ならあの鏡はもはや自分達には必要のないものだったから。



 二枚の鏡はまたどこかのすれ違っているカップルの元にたどり着くまで、骨董屋や蚤の市を彷徨っているに違いない。

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― 新着の感想 ―
二人の誤解が解けアリスの嘘もバレそれぞれに相応しい未来が。 猫なで声で擦り寄り男を手玉にとるアリスと別れたルイスが幸せになれると良いですね。 魔法の鏡は何処に行ったのかな? 又何処かすれ違い互いに悩む…
[一言] 何度読み返しても面白い! 大事なことは腹割って話し合えっ!ってことですよね。
[一言] 素敵な話でした。 元友人のしたことは許されませんね! 魔法の鏡のおかげで二人が気付きあっていくのが とてもドキドキしました。 楽しい時間をありがとうございました。
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