4 天界でてんやわんや
「アイノルン様大変です!セレフィオーネを預けた先には問題がありました」
「どういう事だ?綺麗な魂で子供を大切に出来る相手を選んだんだが…」
「あれから全ての情報を調べ直したのですが、エノーラですが後一ヶ月余りで殺されます!そしてタクリード国ですがあの気狂い女が転生した国で地球の乙女ゲームとやらになってる国なのです!セレフィオーネと関わりを持たせないと約束しましたよね?セレフィオーネの預けられている公爵家のご子息達は乙女ゲームとやらの攻略対象になっているのです!!エノーラが殺される時にセレフィオーネも殺される可能性があります!!」
「エノーラは誰に殺される?」
「ダレル・チェリツリー公爵の側付き侍女のドリアという女です。今はお腹に子供がいるので休暇を取ってるみたいですが…子供が産まれたら直ぐにでも動き出し始めるでしょう。昔からダレルに執着してドロ沼の愛を向けていますからエノーラは昔から邪魔で邪魔で仕方ないのでしょう。危ない組織とも繋がっている様ですね。ご子息達はダレルの血を引いた美形な男児だから無事でしょうがセレフィオーネは違います。間違いなく殺されるでしょう!これは私達の手違いです!セレフィオーネの事がなかったら知らなかった事ですが…調べようとも思いませんし…」
「ふむ。エノーラを助けられないのは決まった運命だから仕方がないか…。さて、どうするか…」
「きちんと入念に調べてから私が地上に降りて侍女に扮してセレフィオーネを安全安心な場所へ移動させます!」
「分かった。お前に全て任せよう!頼んだぞ!セレフィオーネは中々ないとても綺麗な魂の持ち主だ。死なせる理由にはいかないからな」
「そうですね。アイノルン様が娘にと思われる位澄んだ魂でしたから…」
「生が終わりセレフィオーネが幸せになり魂に還った時私の本当の娘にするのも良いかも知れないな」
「私と一緒でセレフィオーネもアイノルン様の無茶に付き合わされ大変な目に合うのですね…」
「エノーラは直に殺されるのか?事故に見せかけて殺されるのだろうか?」
「それはまだ分かりません。ドリアという女のエノーラへの憎悪は凄まじいですので…ドリアにだけかまけてる場合ではないので、私はセレフィオーネを助ける為に動きたいのです!死んでまた直ぐ赤ん坊になり死んでしまったら意味がありませんから。さ、アイノルン様もサボってないで仕事をきちんとして下さいね」
「分かってる。セレフィオーネはエノーラが死ぬのを見殺しに出来ないと思うんだが…」
「はぁ~そうなんですよね。ただ運命を変えてしまったら世界に影響が出るかと…」
「どうにかならないものか…?」
「エノーラがご子息を捨てて生きる事が出来るなら何とかなるかも知れませんが…無理なのでは?公爵家にいれば殺されるのは確実ですから。生きる為に貴族を捨てる場合のみだけ多少ですが生きる可能性が出来ると思います。世界の修正も可能になるかと…」
「なる程な…エノーラ次第か…警告をしてみるのも一つの手か…セレフィオーネの為に」




