表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
心理学は正しいのか?  作者: シンリーベクトル


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
10/160

ショートスリーパーについての考察

ショートスリーパーは才能なのか


「成功者は寝ない」

「ショートスリーパーは有能だ」


そんな話をよく聞く。


だが、本当にそうだろうか。


確かに、生まれつき必要な睡眠時間が短い人は存在する。しかし、それはごく少数だ。


多くの場合、短時間睡眠は才能というより、


「まだ休めない状態」


として理解した方が現実に近い。


人は眠ることで、単に体力を回復しているわけではない。


一日の出来事を整理し、

予測を修正し、

世界をいったん閉じる。


睡眠にはそんな役割がある。


だから本来、


「もう今日は終わっていい」


と思えた時に、人は眠りへ入る。


では、なぜ眠れなくなるのか。


仕事の責任が重い。

失敗のコストが高い。

判断を止められない。


そんな状況では、


「まだ目を離せない」

「まだ終わっていない」


という感覚が続く。


すると人は、休むよりも状況を監視することを優先する。


結果として睡眠は短くなる。


つまり、


効率が良いから起きているのではない。

休めないから起きているのだ。


成功者に短時間睡眠が多く見えるのも、この構造で説明できる。


成功すると、お金や組織、評価や責任を抱える。


抱えるものが増えるほど、「世界を閉じていい」という感覚は遠のく。


だから起き続ける。


しかし、この状態は長くは続かない。


短期的には成果が出るかもしれないが、回復不足は少しずつ蓄積する。


考えているつもりなのに整理されない。

頑張っているのに手応えがない。

休んでも疲れが抜けない。


そんな状態が続くと、人は徐々に


「何をしても改善しない」


という感覚を持ち始める。


そして最後には、動くことそのものを減らそうとする。


それは弱さではない。


限界まで働き続けたシステムが、自分を守るためにブレーキを踏んだ結果だ。


だから本当に強い人とは、


長く起きていられる人ではない。


必要な時に全力で動き、

必要な時に安心して眠れる人だ。


睡眠は怠惰ではない。


「もう今日は世界を閉じても大丈夫だ」


と、自分に許可を出せた証拠なのである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ