BATTERY
【フィンランドからやって来た質実剛健エナドリ!日本側の勘違いプロデュースが逆に足を引っ張っている?】
今回はレッドブルにも負けない歴史を持つ、フィンランドを代表するエナジードリンク「BATTERY」をご紹介します!
BATTERYは、北欧にとどまらない世界有数のビールブランド「カールスバーグ」グループの「SINEBRYCHOFF」社によって開発・販売され、その歴史は1997年から続いていると言う、エナジードリンクの世界では既に老舗ブランドの商品ですね。
日本ではまだまだメジャーとは言えない存在ですが、Amazon等の通販は勿論、私の住む北海道の釧路市に於いても安売りスーパーの「ドン・キホーテ」で入手出来ますので、その気になれば誰でも飲む事が出来ますよ。
北欧のフィンランドでは夏場に白夜で暗くならない時期があり、冬場には太陽が昇らず明るくならない時期もあるという、人間が体内時計を維持するのにはなかなか厳しい環境。
そこで朝にコーヒーや紅茶等のカフェイン飲料を摂取して、体内時計を整えるという行動を国民の多くが実践しているそうです。
体内時計の調整にコーヒーや紅茶を選ばない人にとって、このBATTERYは朝の目覚めのファーストチョイスらしく、老若男女に愛されるフィンランドNo.1炭酸飲料は、日本に例えれば「オロナミンC」クラスの存在感と言えるでしょう!
医療や介護の仕事をされている方なら実感すると思いますが、日本の高齢者にとってオロナミンCは、コカ・コーラやペプシ、ファンタなど比較にならない程の人気です。
医者がもう手の施し様が無いと匙を投げた、重病の高齢者が熱望するオロナミンCを飲んだ途端、死の淵から生還したという都市伝説までが残されているのです。オロナミンC偉大なり!
【テイスト】
250ml・200円前後という、エナジードリンクのごく平均的なフォーマットを採用し、乾電池を模したシャープで引き締まったデザインの黒い缶は、数あるエナジードリンクの中でも秀逸。
しかしながら、このシャープなデザインと、フィンランドという凛としたイメージから想像出来るクールなテイストではなく、BATTERYはレッドブルの輪郭を強化した様なテイスト、或いはレッドブルの強化版とも言える、アイアンボスの苦味を抑えたテイストという印象です。
ガラナエキスが配合されていますが、以前ご紹介したVERSUSの様なクセは無く、少し香ばしい感じがあるかな?といった程度ですね。
エナジードリンク愛好家が頭に思い浮かべる「エナドリの平均値」ど真ん中を行くテイストで、「必要な成分を配合したらこの味になった、悪いか?」と言わんばかりの、北欧らしい彫りの深い奥目の質実剛健さが魅力です!
そのデザインやお国柄程の個性は感じられませんが、エナジードリンク愛好家であれば、また、オロナミンCやリアルゴールドが好きな炭酸飲料愛好家であれば、一目見て興味を持ったら手を出して損は無いでしょう。
【効能】
BATTERYは、エナジードリンクの平均値ど真ん中である為、特筆すべきエナジー成分はありません。
カフェイン・ビタミンB群・アミノ酸の含有量も到って平均的です。
人工甘味料を使用せず、糖類も砂糖のみという潔い仕様。
従って、BATTERYの最適な活用法は、朝の目覚めの一杯、空腹時や食間に飲んで仕事や遊び、ドライブ等の景気付けとして使う事でしょうね。
また、一部のエナジードリンク愛好家からは、目立つ特徴は無いが小さな覚醒効果が持続するという評価を得ており、私も長距離ドライブのおともには向いていると感じました。
後味が良く、口直しが必要ないという点もプラスに作用しているのでしょう。
……さて、北欧からやって来たエナジードリンクという宣伝文句のあるBATTERYですが、このドリンクはフィンランド直輸入では無く、SINEBRYCHOFF社のライセンスを受けて日本国内で製造されています。
従って、ライセンス料だけをSINEBRYCHOFF社に支払い、宣伝活動などは日本独自に行っている様子です。
私が残念に感じるのは、このBATTERYの宣伝活動ですね。
公式Webサイトを覗いてみると、北欧からやって来たエナジードリンクを無理矢理お洒落に売り込もうとしていて、エナジードリンクがユーザーにエナジーをもたらすという、存在に関わる基本中の基本を理解していない様に感じます。
Webサイトに並ぶのは「BATTERYの名前と現物を出しただけの」エナジードリンクとは無関係なイベントに、BATTERYを使ったカラフルなカクテルの写真を何十種類も並べるTwitterやInstagram。
BATTERYの、本国フィンランドでの愛され方を見ても分かる様に、エナジードリンクはセレブ気取りのイメージ戦略の道具ではないんです。
庶民が、いや更に底辺の私達も含めて、無駄かも知れない明日に向かって前に進む為のアイテムなんです。
フィンランドで築き上げたコンセプトを、日本でバラバラに崩してしまった様な申し訳無さを感じますね。




