表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
1/2

プロローグ

 道を歩くといつもの景色が目に映る。



 舗装されていたのかもしれない道路はヒビ割れて若葉が芽吹いている。ガードレールらしき物はひしゃげており、抱きしめられるように蔦を纏っている。他にも廃屋や廃車が佇み、小鳥たちの隠れ家になっている。

 見上げればどこまでも続く青空に壮大な入道雲がそびえ立つ。目線を下げれば先の見えない青い海に白い小船がぽつぽつと浮かんでいる。今日も命をつなぐために勤しんでいるようだ。

 夕暮れになると、大きな大きなあの紅が慈愛を送るように全てを包んでくれる。今日一日の振り返りをさせてくれる、そんな淡い黄昏が過ぎていく。

 夜が更ける。星々は恥ずかしがるその顔を晒し、静けさに光を届ける。去ってしまった紅のかわりに、今度は大きな白が穏やかに、しかし必死に明るさをくれようとしてくれる。十分心地よいというのに、優しすぎる光だ。



 ……ここは羅徳島らとくしま。人口が一〇〇人程しかいない離島。そのため皆顔馴染みで仲が良く、争いや喧嘩なんて起こらない穏やかな毎日が続く。



 大自然に囲まれたこの島には二人の中学生の男女がいる。



 海原うみはら りん と、潮見しおみ 優太ゆうた



 幼馴染であり恋人のふたりはいつもの景色を背景に学校に通う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ