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第191話

あけましておめでとうございます。

今年もこの物語をよろしくお願いいたします

【同時刻 ゲイリーウッズ村 アキヒト視点】


「はぁ~~~ッ。今頃エリシアさん達は城で美味いもんでも食ってんだろうなァ」


 俺はマーシャさんから任され(押し付けられ)た、自警団のパトロール業務代行でフジタ、タカオ、ナスハラの3人と村を巡回していた。

 ゲイリーウッズ村での生活は完全に慣れたし、最近は水道と薪や木炭燃料ボイラーも村で普及して熱い風呂を気軽に楽しめる環境になった。

 あと、エリシアさんが温室でスパイスの栽培に成功して、胡椒とか色々な調味料も増えたから日本で食べられる料理は大体再現できる環境になった。


 あとは電気とネットかなぁ・・・。

 移住してきたエルフ達が錬金術で錬成した鉱物でラジオを作って、村で音楽とかトークショーとか放送してるから、真夜中以外は楽しみは結構あるな


「でも俺ら貴族のご機嫌伺いとかイヤっすよ」

「それなぁ」

「と言うか、僕らは先に外見どーにかしたいしねぇ」

「この数か月でお前らの恰好も見慣れたけど・・・やっぱ戻すのか?」


『当たり前だ!!』


 まぁそりゃそうか。俺だってそうするわ。

 むしろエリシアさんみてーにシレっと女の姿のまま戻ろうとしてないのがアレか。・・・いや、あの人変身魔法とか使えるし、やろうと思えば戻れるのか?


「あ、でもこっちの世界来て良かったって思えるのもいくつかあるよ。

 スキルとか使えるから、リアルの時よりも楽って感じ?」

「筋力とかはリアルよりもずっとあるからな。それにモンスター退治で感謝とかされるのは・・・悪い気分じゃないし」

「僕は超能力使えるようになったしねぇ。サイコキネシスとか超楽よ」

「お前らも順応したなぁ・・・っと?」


 そんな感じで駄弁りながら村を巡回するとレーシアから≪通信≫が来た。

 フジタ達にも来てるって事は全体通信か。


『アキヒト!南の街道方面から悪魔武器の反応!それとLv100の反応も!』

「なんだと!?」


 チクショウ!マーシャさんとかが留守のタイミングで聖域が攻め込んできたのか!?

 だが、レーシアの探知に引っ掛かったおかげで奇襲の危機は無くなった!

 村の外で迎え撃つ!!


「フジタ!警鐘鳴らせ!その後で鐘楼で狙撃準備!

 タカオ!ナスハラ!迎撃に出るぞ!俺に続け!」

『応ッ!』


 俺の指示に即座に反応し、フジタが素早く屋根の上へと垂直飛びで飛び上がり、屋根伝いに村の鐘楼へと駆け抜ける

 俺も範囲化させた≪加速≫を行使して俺とタカオとナスハラの移動速度を向上させ、村の外へ出て迎撃に出る。

 南の街道方面の平野なら開拓がまだ進んでねぇからそこまで被害を気にせず戦える。

 最悪でも持ちこたえさえすればレーシアの通信でリッシュさんやペロリさんが応援に来る!それでもダメでも村の人間全員を逃がす程度にはできるはずだ!


 移動しながら俺たちは各自で自己強化系のスキルや魔法をそれぞれ重ね掛けしながら街道方面へと進んで行く


「レーシア!相手の距離は!」

『南南東で距離300、いや280を切った!』


 速いな。もう目視距離に入る・・・と、そこで異様な光景を目の当たりにした

 恐らく悪魔武器の持ち主だろう怪物が宙を舞っていた。

 ・・・いや違う!アレ、空中で()()()()()()()()()()!?


 しかも村の方向へとゆっくり移動しながら空中コンボが継続されている・・・おい待て!?どういうコンボルート使ったらそんなマネできんだよ!!


『目視距離に入ってる!何か見えた!?』

「おぅ・・・。悪魔武器とプレイヤーを確認した」


 赤い刺繍模様のある白のチャイナドレスを着た黒髪の女格闘家が悪魔武器の怪物を空中コンボでずっとハメ技を維持しつつ、空中移動していやがる・・・!


「俺、あの人知ってるわ・・・。廃人級の中でもブッチギリの伝説(レジェンド)の1人ッ!!

 9種の偉業の1つ・・・『最多数連撃記録(ラッシュホルダー)』ッ!!」


 タカオは同じ格闘家系統だから知っていたか・・・。記録(ホルダー)タイトル持ちかよッ・・・!


 ふと、空中に居た彼女と目が合った


「・・・≪九重発剄(コノエハッケイ)≫≪乱空双手(ランクウソウシュ)≫≪戦槌脚(センツイキャク)≫!≪空歩(スカイウォーク)≫」


 突然空中での連打を≪戦槌脚≫の蹴り上げで打ち止め、空中を歩くスキル≪空歩≫で降りて来た!!


「そこの3人。危ないから左右どっちかにどいて」

「え。あ、はい」


 突然そんなことを言われたので俺たちはつい横にどいた瞬間、蹴り上げられて空中を飛んでいた悪魔武器の怪物が落下してきた!


()()()()():格闘家」


 ッ!?

「お前ら伏せろォーーーーッ!!」


 俺の言葉にタカオとナスハラが従い俺たちが地面に伏せた直後、彼女の拳が落下してきた怪物の身体に触れ


「≪史上最強の鉄拳(アルティメットブロー)≫」


 あらゆる耐性と無効化を無視する文字通り「最強の拳」の1撃が悪魔武器もろとも怪物に突き刺さった瞬間・・・パンッと、まるで風船が割れたような音と共にあっさりと跡形も無く消し飛ばした。

 俺の想像に反して周りに一切の衝撃派とか被害が無く、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()・・・ッ!!

 え。アレを俺たちが迎撃するの・・・?マジ?

 ・・・いや、敵じゃないかもしれない。とりあえず話し合いからだ・・・!


「えーっと・・・」

「迷惑かけてゴメン。道を聞いても良い?」


 意外と常識的に振る舞ってるな。さっきまで空中で悪魔武器の怪物をリフティングしてたとは思えない


「この辺りに「ゲイリーウッズ村」って集落があるけど、どこ?」

「あ。この道真っすぐっす。・・・一応、目的を聞いても良いっすか?」

「あぁ。ギルドメンバーなの。ギルドマスター(トールの馬鹿野郎)からこの村に集まってるって聞いててさ。エリシアかマーシャ、どっちか居る?」

「あ、どっちも今は留守っす。同じギルドって言うならペロリさんとリッシュさんが居るっすよ」

「あ、その二人も来てたんだ。・・・ふむ」


 彼女は少し考えた後


「じゃ、宿で待たせてもらおうかな。あぁ、自己紹介がまだだったね。

 私はパラパラ@炒飯。パラパラでも炒飯でもどっちでも良いよ」


 どう考えてもふざけ倒した名乗り。ゲームのアバターネームだろうが・・・


「え、その名前で行くんすか・・・?俺ならリアルの名前とかにするんすけど」

「・・・じゃー「アヤノ」でも良いよ」

「適当過ぎんだろッ!?」

史上最強の鉄拳(アルティメットブロー)

種別:超越スキル/格闘家専用

制限:格闘家Lv20「超越クエスト:最強の拳」をクリアする事

属性:物理

射程距離:接触~10m

形状:殴打

格闘家の「超越スキル」。目標に向かってダッシュし、文字通り「史上最強の鉄拳」を相手に叩き込むただそれだけの技。

あらゆる耐性と無効化、防御の効果を無視した超威力の単体攻撃であり、基本当たれば1撃で大抵の存在を粉砕できる破壊力を誇る。

唯一の欠点は対象にできるのは「拳で触れた単体」のみであるため、壁や身代わりを立てれば免れる・・・かもしれない

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― 新着の感想 ―
ゲイリー村に炒飯が来たよ!ゲイリーにありがとうと言って!(頭混濁中)
おおざっぱな性格なのかな?
あ!名前は聞き覚えがある人だ!
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