第24話
「紗季?今日はどこに行く?」
「うーん…。桃華と一緒にいれればいいんだけど……じゃぁ、水族館とかはどう?桃華、水族館好きでしょ?」
「もー。紗季が行きたいとこって言ってるのにー。それじぁ私の行きたいとこじゃんw」
「だって…桃華が喜ぶ顔が見たいんだもん。」
その日は水族館に行くことになった。
紗季が退院してからこんな感じで、毎日紗季と過ごしている。
紗季との時間を過ごすたび、思い出が増えるたびに、家に帰ってから泣いてしまう。
紗季と笑える日も少なくなっていくんだと……。
そして……
紗季は段々と体力も落ち、眠るようになってきた…。
「桃華。ありがとう。」
「ん~?」
「一緒にいてくれてありがと。」
そして…紗季は笑って旅立った。
最期は笑顔で…。
紗季と別れてから10年。
私は看護師として働いている。
いつだったか、紗季は看護師になりたいと言っていた。
紗季がなりたかった看護師になって、経験したこと、体験したこと、感じたことを紗季の隣に逝った時に話すよ。
紗季以外の人と付き合いたいと思えなくて、彼氏もいないままなんだよ。
もしかして、紗季に私の心を持っていかれちゃったのかな?
初恋は叶わないなんて言うけど…私の初恋は紗季だから、叶ったよ。
楽しい時間をありがとう。
もう少ししたら会おうね。
長い間お付き合いいただきありがとうございました。
最終的に主人公が誰なのか、私自身もわからない状態になってしまいましたw←
いたらない文章におつき合いいただき、本当にありがとうございました。
また、機会があればお会いしましょう♪(●´∀`●)
犬飼 蘭




