表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
片思いの先に、、、  作者: 犬飼 蘭
19/24

第18話 紗季の想い


数日後の土曜日。

私は桃華と街に来ている。


最近、綾香の桃華への態度が見るからに悪い。

完全にスルーだ。

クラスの皆も綾香の態度を見て見ぬ振りだったり、真似たりしている。


私の愛しい人が傷ついているのに、私は黙っていることしか出来なかった。

桃華は皆からの態度で傷ついているのに、誰にも怒らないし、泣かなかった。

それなのに、私が怒ったら、余計に桃華の立場を悪くしてしまう。


今日はそんな桃華と気分転換のために街に来ている。

二人でゲーセンに行ったり、買い物をしたり……。


途中、クレープを買って食べたが、桃華は甘い物が好きらしく、笑顔で食べていた。

クラスであまり笑顔を見せなかった桃華の笑顔に嬉しくなる。


(桃華の笑顔を守りたい…)


何か方法はないかと考える。

以前から考えていた方法なら、なんとかなるかもしれない。

だけど、桃華に受け入れてもらえるかはわからない。


クレープを食べ、買い物を再開し、休憩がてらカラオケに行くことにした。


カラオケでは、気が向いたら歌ったり、ダラダラと過ごす。


そして、私は桃華に話をすることにした。


「桃華。大切な話があるの。いい?」

「えっ……うん。…なに?」

「あのね…綾香のこと何だけど…」


私がそう切り出すと、桃華の顔が暗くなった。

だけど、桃華のためにも話を進めなくてはならない。


そして、私は桃華に告げる。


「私、綾香と付き合おうと思うの。」






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ