ダンジョンコロッセオ3
「やるじゃない。」
桜羅さんとのバトルの後、控室に戻ろうと廊下をティファノールと歩いていたら急に話しかけられた。
「誰?」
「まさか私をしらないっていうんじゃないでしょうね?」
「知らないな」
「なんでよ!?」
しらないものはしらないだろ。
俺はダンジョンには興味があるが、ダンジョン以外、例えば探索者や職業なんかは全く興味がない。
だから、もしこの人が有名探索者だとしても知るわけがないのだ。
「もういいわ。」
そう言って、俺らが来た方向、会場の方へ向かっていった。
「何だったんだ?」
「さぁ、宣戦布告しようとしたら調子が狂ってそのまま行ったとか?」
「ホントなんなんだ?」
「でも一つ言えることは、彼女も何かしら特権を持ってる。」
「俺、特権使いこなせないんだけど?」
「彼女も使いこなせないはずよ。特権に適合した性格か、生活を送っていたのであればそうとは限らないけど」
特権はその効果によって必要なものが変わってくる。
例えばティファノールが俺に使った特権、あれは賑恤というらしいのだが、発動するには自分が『持っていて』相手が『持っていない』と使えない特権らしい。
ちなみに効果は施しらしい。
俺がティファノールにもらった特権は庶幾。
生まれる前からすべてを持っていた(らしい)ティファノールには縁のない特権らしく、使えないので、閉じ込められたときにあの中から出ることが叶わなかったらしい。
効果は望み。
さっき俺が使ったように『勝ちたい』と願えば絶対に失格にならないように『必ず勝つことができる』チート効果だ。
「はー…さっきサイン貰えばよかった…」
「有名人だったのか?さっきの娘」
「私の推しの声優やってる娘だよ」
「へー声優やってる人なんだ」
「セフィーちゃんはね、声優もやってるし、役者、アイドル、探索者をやってるんだよ」
「それはすごいな」
つまりそのセフィーはそれに似通った効果の特権を持っている。
そう思っていいってことだな。
「どんなモンスターをテイムしてるかとかわかるか?」
「確か妖精だったと思う。」
「妖精か…めんどくさそうだな」
『第3試合を制したのは!!!!セェェェェェェフィィィィィィィー!!!』
「勝ったみたいね」
「特権があるなら1回戦負けは恥ずかしいでしょ。」
「わからないよ。特権って言っても弱いのとかあるし。」
俺たちは呼ばれるまで部屋で一緒にソシャゲをしていた。
ブックマーク100超えてんだけど!?!!?
やっぱりファンタジーって言ったらちーとだよねん
日刊120ptってま!?




