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詩送り  作者: 猩々飛蝗
545/547

2025/01/09 20:55/鷦鷯飛蝗

うまく歌えないのは涙だけじゃなく

その手をとれないのと同じようにして

肺からも胃からも競り上がる意気の

同時に混ざった生温さが、風が

響くようにして、声と、戻ってきた、風が


喉震わして、濾して

舌を竦ませる、ままに唇惑わせば

劈開の跡、切削の痕

なぞるエゴ涼まして

咽び絞る痛みの、記憶だけ凹んでるプライド


押す指が冷えて、手繰る真似だけ続いてる

届かない声に守られている、自覚がある

音が破れるみたいに

裏返った嘆きと

立ち止まった焦りに流し目で応えた


空気の層で与えたい

媒介を噛んで

沁み出た味だけ分け合うような共犯性

或いは肌も熱りも香る甘味も

床板剥がすような薄い媒質

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