作ろう魔法
「それで、呪文を唱えて魔法を使ったら。あんな風になったらしい」
そう言って見通しの良くなった魔の森の木を指差す。
「…なによ…あれ…どうやったらあんな風になるのよ」
リリーナも唖然としている。美人だと唖然としてても美人なんだな。
「魔法自体はなんとなくわかったんだけど。意識失ったのがわかんないんだよね」
「たぶんだけど、魔力切れよ」
「なるほど」
MP枯渇したのか。まんまRPGやな。
「魔法に関してなんだけど、おれの仮説だけど聞く?みんなが同じかわからないけど…」
「聞くわ!教えて頂戴」
さすがメイラ探求心が半端ないな。
他のみんなも聞くみたいだ。この世界の人は強さが命に影響しまくるから。少しでも強くなれるんならってことなんだろう。
周囲も暗くなってきたので、場所を食堂に変えた。
自分なりの解釈を話すことにした。
「この世界の魔法ってイメージが大事って聞いたんだけど」
「この世界ってことはダイスケさんの世界の魔法は違うんですか?」
「俺がいた世界には魔法はないかな。でも似たような物語はたくさんある」
「物語ですか…」
「まずこの世界の人って他の人が使ってる魔法を見て覚えるんじゃないかな?」
「そうね。見ないで覚える人はほとんどいないわ」
「リリーナなら火をぶつけたり、火の玉をぶつけたりしてるけど。爆発させたりできないでしょ?」
「できないな、イメージできないからな」
「つまりイメージさえ出来れば、なんでも出来るってことかな」
「あたりまえなんじゃない?」
見せなきゃわかんないか
「とりあえずやってみるか、結界!」
自分の周辺に円を描くように薄い膜に覆われる。
成功してよかった。
「なんなのその魔法」
みんなが結界をペタペタ触ってる。
「自分の周辺を守る無属性魔法かな」
「そんな魔法見たことないわね」
「今、作った魔法」
「相変わらず無茶苦茶ね」
「この世界の人達は見たことないからイメージできなくて、イメージできないから魔法を覚えれないんじゃないかな?たぶんだけど」
魔法が曖昧なんだよな。
魔法名すら唱えないリリーナ達もいるけど、しっかりとしたイメージができてるからだろう。
魔法名、たとえば結界もそうだけどしっかりとしたイメージができるなら魔法名を唱える必要すらなくなりそうやしな。
「上位のパーティーが戦闘に幅があるのは、そういう事だったのね」
「そんなことより、魔法を作ってる方が驚きなんだけど」
イメージするだけやしな。妄想なら25年はやってきたんや、誰にも負けん。
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感謝感激です!スランプかもしれん(早




