救出作戦!?
なに言ってんだこいつって目で見つめないで、そんな冷たい目で見つめられたら、目覚めちゃうぅぅぅ!
「・・・」
なんか言えよ。
まぁ気持ちはわからないでもない、突然知らん人に違う世界から来ました。って言われたら通報する自信あるわ。
「あー君たちの名前聞かせてもらっていいかな?」
「…ごめんなさい、私はリリーナでコッチの子がメイラよ。さっきは助けてくれてありがとう」
「…よろしく…」
助けるつもりはなかったけどな、むしろ襲ってこられた訳だが。
赤がリリーナで青がメイラか、惜しい黄色がいたら信号機だったのに。
メイラはすごい警戒してるな。決してミルーを森の中から連れて来たことを警戒されているのでないと信じたい。
事情は大体わかった。
要するにさっきのオッサンが二人を攫う為に呼び出して盗賊達で囲んでたみたい。
今後、どうするかとのことだが。
・生け捕りにした盗賊達を街に連れて行くこと。
・死んでしまった冒険者の遺体を無属性ダンジョンの街タスラの家族の所に届けたい。
・他のパーティーが既に攫われてるとのことなので助け出したい。
上の二つは、死んでしまった盗賊の死体償却ってセットがついているので無理。そこまで異世界に馴染んでないわ。
他のパーティーを探しに行くことにした。
「ミルーはどうする?先に村で待ってる?」
「おにぃさんと一緒にいきます!」
ウチの子が一番かわいいわ、マジ天使。
「あんた達、保護したらタスラの街の冒険者ギルドに来るのよ」
「あんたじゃなくて、佐藤大輔にミルーな」
リリーナには天使ミルーを見習って欲しい。
「サトウ、ミルー気をつけてね」
凶暴娘にちょっとドキッとしてしまった。けど、さっき盗賊に拷問してたリリーナの姿を思い出して平静を保てた。やっぱこえーわ。
颯爽と駆ける犬、犬に跨る幼女、幼女に装備された棒、咥えられる俺。流行ってんのコレ。
残りの盗賊は見張り役二人のみらしい。
見張りを無力化して商人から奪った鍵で、檻の中に閉じ込められた冒険者達を救出する。
今更二人ぐらい余裕だろ。そう棒があればね。
余裕だった。犬の体当たりで一人沈んで、もう一人は逃げ出そうとして転んで頭打って気絶。なんかごめんね。
荷馬車にの中に檻があってその中に4人いた。ん?あれケモミミじゃね?
ケモミミだわこれーーーーーー!
ミルーの視線がだんだん冷たくなっていくので見るのをやめた。
不安そうな顔でコッチを見ている。全員女の子なんやな、ガールズバンド的な感じかな。
「リリーナの指示で助けに来ました」
「ありがとうございます!」
みんな、お互いの無事を確かめ合うように抱き合ってる。おにいさんも嬉しくなっちゃうよ。
ミルーの視線が氷点下まで下がっていたので、急いで真面目な顔をした。ニヤニヤしていたわけじゃないからぁ!
評価とかいただけると嬉しいです。




