01 プロローグ
初めまして。かのんと申します。
初心者の見切り発車です。
私は、たしかに乙女ゲームのヒロインのはずだった。
それなのに今、私がたっているのは処刑台だ。
理由は単純。
私がただの男爵令嬢なのに、時期王妃であるティアラ・バンドーラ公爵令嬢に害を成したから。
私はただ、ゲーム通りに進めてただけなのに。
ヒロインは、私だったのに。
ティアラは悪役令嬢だったはずでしょう?なんで私の大好きなクリストファー殿下と仲良さげにしているの?
どうしてクリフ様は、私のことをそんな冷たい瞳で見てくるの?
ねぇ、クリフ様?
その女は私とクリフ様を繋げるだけの、それ以外何の価値もない悪役令嬢なんですよ?
ねぇ、ティアラ?
あなたの役割は悪役令嬢なんだから、ちゃんと役割を全うしないとだめでしょう?
あなたが悪役令嬢にならないなら、私があなたのことを悪役令嬢にしてあげるしかないわよね?
だってゲームはヒロインである私のために作られたんだもの。
私が幸せにならないと世界が崩れちゃうわ。
私は、本気でそう思っていた。
ティアラは断罪されて私が王妃になるんだ、って信じ込んでいた。でも、そんなものは幻想だった。
処刑台に立った今、いや、地下牢に閉じ込められていた時からずっと考えていた。私は失敗したんだって。
この世界はゲームじゃない。
何度もティアラに言われていたのに。
私は最後の最期まで気づけなかった。
いや、信じたくなかったんだ。
今更そんなことに気づいてしまい、後悔が溢れて止まらない。
―謝りたい―
―やり直したい―
―死にたくない―
…それでも、私は戻れない。だって、もう全てが終わってしまったんだから。
合図とともに私の処刑は執行され、乙女ゲームに転生した脳内お花畑ヒロインの人生は、最悪な結末で幕を閉じた。
お読み頂きありがとうございます!
少しでも面白いと思っていただけたら幸いです^^
また、ストーリー上の矛盾、誤字、脱字などを含め、違和感を覚える点を教えてくださると、作者が喜びます!!




