十四 副業
ク「うーん、でもその独学の期間中どうやって生活するんだい?」
ク「かなりの時間がかかるとおもうんだけど」
ア「そんなことは遺族年金と孤児年金が切れてから考えるで」
社会を批判するのに社会制度は利用する
この矛盾をアドルフはどう考えているんだろう…
言っても怒られるだけだから聞かないけど…
ア「お前はええな 若い婦人に課外レッスンして金稼げるんやからな」
ク「あれはボクの努力じゃないよ」
ク「教授に紹介されただけ 運がよかっただけさ」
ク「それに、前から不思議だったんだけど…」
ク「アドルフは副業をしないの?」
ク「君ほどの才能があればいくらでもお金を稼げるだろうに」
ア「ほう…というと?」
ク「たとえば、アドルフはスケッチができるじゃん」
ク「新聞社や出版社でイラストレーターの仕事を探すのはどうだい」
ア「うーん…ワイに対する期待は嬉しいけどなクビチェク」
ア「報道関係ならスケッチより写真の方がええやろ」
ア「いくら優秀なイラストレーターでもカメラほど早くは書けん」
ク「じゃ、演劇の批評は?」
ク「君はもうその仕事をしてるようなもんじゃん」
ク「君の批評を聞くウィーン市民はたくさんいると思うよ!」
ク「もちろん、過激な発言なんかには気を使う必要はあるけどね」
ア「うーん…ウィーン市民にはドイツ系のオペラだけやダメやな…」
ア「イタリアやロシアものの知識も必要やろ」
ア「芸術は、特定の民族から生まれても、民族的な境界には束縛されんのやから」
……
アドルフの言うことはもっともだけど
とりあえずやってみればいいのに……
参考・引用・元ネタ
彡(゜)(゜)「ワイはアドルフ・ヒトラー。将来の大芸術家や」(5ch)
アドルフ・ヒトラーの青春(三交社)




