43/104
四十二 クリスマス前夜
クビツェク家
母「これからどうするの?」
ア「叔父のラウバルのところに…」
母「そう…みんな辛いとは思うけど…」
母「こういう時こそ、家族とクリスマスを平穏に過ごすことが何よりだと思うわ」
ア「そうですね」
アドルフはそう言ったが別れ際に、無愛想に言った
ア「あんな小役人の所へは行かん」
ク「それなら一体どこに行くつもりだい?」
ア「……」
ク「ボクの家で一緒にどうだい」
ア「ありがたいが、遠慮しとくで」
ア「ワイは…」
アドルフはとたんに目を輝かせ
ア「たぶん、ステファニーのところにおるで!」
ア「じゃっ!!」と駆けていった
……
もう、強がったりして…
いまだに名乗ってもいないのに行けるわけないじゃん
きっといつものように一人、森の中で考え込むんだろうな…
後になってアドルフはこの時のことを話してくれた
ク「え!!本当にステファニーのところに行こうとしたの?!」
ア「まあ…いろいろあって止めたけどな…」
アドルフが語ってくれたのはこれだけだった
クリスマスイブの夜
彼は何を考え、感じ、悩んでいたかは、話してくれなかった
リンツ編 完
ウィーン編に続く
参考・引用・元ネタ
彡(゜)(゜)「ワイはアドルフ・ヒトラー。将来の大芸術家や」(5ch)
アドルフ・ヒトラーの青春(三交社)




