二十一 主義①
ア「お前はそれについて全く理解しておらん!」
ア「それについてお前とは話にならん!」
ア「政治に関してはクビツェク お前はマヌケや!」
ア「全く 母さんといいお前といい 政治に無関心過ぎるで!」
政治の話になるといつもこうだった
ボク音楽があれば政治のことなんてどうでもよかった
でも、アドルフはそのことにとても憤慨した
そしてボクを「ヒトラー教」に染めたがっていた
つまり、アドルフは自分と同じ意見をボクにももって欲しかったんだ
ア「全く 政治に興味がないなんてしんじられんなぁ。情熱が足らんのか?」
ア「だったらワイが政治というものを教えたる! 」
ア「よし そうと決まれば国会議事堂に行くで!」
ク「ええ~ ボクは帰ってピアノの練習したいんだけど…」
ア「このままお前を野放しにしてたら将来どうなるかわからん!」
ア「ええからついてこいや!」
アドルフに将来がどうのこうのなんて言われたくなかったが
仕方なくついて行くしかなかった
ク「でさ 最近ヴィオラの先生に言われたんだけど」
ク「音楽の時代はイタリアに移り変わってるらしいよ」
ア「イタリアぁ~? イタリアはないで」
ア「ドイツ以外の国に興味がないよね アドルフは」
ア「ワイは死ぬまでドイツ帝国人やからな! 芸術的才能もドイツの為に使うで」
ク「へー ボクは楽器が弾ければどこだっていいや」
ク「ってピアノの先生に言ったらまるでユダヤ人みたいだなって言われたけど」
ク「正直 ユダヤ人って言われても ボクはあんまりピンとこないんだよね」
ク「アドルフはユダヤ人についてどう思う?」
ア「ワイも別になんとも思わんで」
ク「え そうなんだ」
ア「そういえば学校の教師がユダヤ人についてあれこれ言っとったなぁ」
ア「ワイは寝てたんやけど」
ア「まあ不満があるとすればユダヤ人の建てる礼拝堂やな」
ア「あれはないわ」
ク「へぇー」
意外だった
ユダヤ人にはピンとこないとは言ったけど
ユダヤ人が嫌われていることはなんとなく肌で感じていた
だからアドルフも何かしらの考えを持っているんだろうなと思っていた
ア「おっ 国会やん! チェコ人は消えろや!帝国万歳!!」
ク「ちょ…急になにを言い出すの」
やっぱりアドルフはアドルフだった
ユダヤ人に関心が薄かっただけで、アドルフは民族主義者だった
彼は熱烈なドイツ民族主義者だった
参考・引用・元ネタ
彡(゜)(゜)「ワイはアドルフ・ヒトラー。将来の大芸術家や」(5ch)
アドルフ・ヒトラーの青春(三交社)




