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第二十八話 ショッピングモールの中と肩からきのこ。




ドイザラスの正面、ハードMVがありますー!

CDとか、Blu-rayとか一番くじとか色々売ってるところですね!!


お、入口のスクリーン!!

アイドルのユナちゃんの、ライブ映像だー!!


本当にこんな怖い人がアイドルだったのか!!

アダム君、大画面で踊るアイドルと、自分達の後ろに

ユナちゃんを見比べる。



『全く似てないな!!』


「失礼なこと考えてる……?」


「(こっちの)ユナちゃん、可愛い。」


アダムがボソッと。


「(こっちは)うん、そだね。」


シャキリもボソッと。



「早く行こう……」



ユナちゃん俯き、顔を赤らめる。

テレテレしちゃって!



「テレテレしちゃって!」



アダムがそう言って、ぶん殴られた。

はい、つぎー。


楽器屋と本屋に挟まれてますが、この三人には

縁もゆかりもないかな。


つぎー。


エスカレーターに乗りますと、まず見えるのは

ベイビーボンボンです!!


ベイビーはいないのでスルー。

右におしゃんなカフェがありますね!

定食もありますね!!


三人、ここ良いんじゃない!!!



「ここ良さそう。」



ユナちゃんが店の前のメニューを見て呟く。


「並んでない?」

「お腹減ったよー。」


ガキ二人ね。


ガキ二人、ユナがメニュー版を見つめてる間に、

ゴロゴロベースを発見!!!

ゴロゴロベース!!デュ○マやベイブ○ードやポ○モ○カードがあります!!


ただ、高校生以上は入るのキツくない……?

小学生の場所でしょ、ここ。



「ユナさん、あそこ見てきて良い?」



アダムが、ユナの制服の裾を引っ張り、呟く。

後ろのシャキリも鼻息フンフン。

子供だなも。



「え、あぁ……。あんま長くならないでね。外のベンチで待ってるね。」


母親なんだなも。



二人はお店にだーーーーっしゅ!!

ゴロゴロベース、アーケードゲームもちょびっとあって、ベイブ○ードスタジアムも3つほどあります!!



「シャキリさん、はやくはやく!ベイブ○ード出して!」



アダム、スタジアムの前で足踏み。

でかいお友達なので、地面に打音が響きます。

自粛してね。対象年齢外のお友達なんだから。



「待てよ!ちょ、待てよ!!」



シャキリ君も鼻息フンフンしながら、アタッシュケースを取り出す。

海○!?!?!?!


中にはベイブレー○が沢山詰まっていた!!

ゴロゴロベースも人気なものは買い占められていたが、シャキリ君はほとんど持っていて、改造済みです!!シャキリ君すごいな!!



「ふふん。好きなの使いな、アダム君。」



かっこいいのか、別にそうでもないのか。



「え!!お兄ちゃんすげ!!!交換して、交換して交換して交換して交換して交換して交換して!!」


突如横からかけられる無邪気な声!アダムやシャキリという粘っこい重苦しさを感じない、軟水ミネラルウォーターのようなそれ!


最近はあまり見ないけど、マシンガントークで

交換ねだるおちび登場!

こういう子本当に可愛いのよね!!


交換してやれ!シャキリ!!



「等価交換といこうか。」


ださ。

鋼の童○が。



「……………?むずかしいことばだね!」



かわいいいいいいいい!!!

そうだよねぇ、難しいよねぇ。習ってないもんねぇ。変なお兄さんだよね、ほんとに。

シャキリ!早く交換しろよ!てか、タダでやれよ!



「じゃあ、これあげる。」



なんかのパーツポロリ。



「…………?なんのパーツこれ。」



おちびがポツリ。

なんのパーツだろうね。作者もベイ詳しくないからわからないね



「上の部分がほしい。」



だってシャキリ。わかりやすいところあげな!!



「それめちゃくちゃ強いパーツで、転売されてるんだよ。君のベイと相性がいいパーツだよ。スタミナが増すよ。回転率も増すよ。」



シャキリペラペラ


「…………………………?」


………………………………?



「サメさんのかっこいいね!!!!」


おチビが紫色のサメベイを指差した。

全部同じじゃないですか?これ。



「あ、シャーク○ケイル。」



アダム君ポツリ。



「……………。」



シャキリくん、汗を流して黙り込む。



「ごめんなさい、嫌だった……?」



おチビに気を遣われる大人二人。



「…………はい、どぞ。」



シャキリ君、そのサメの紫ベイをおちびのもちもちの手へ

ポチりと。



「ありがとう!!このベイ上げます!!」



おチビの手から差し出されたベイ。


ウル○ハントであった。



「わぁ、これはこれは。ありがとうね。」



シャキリ君、お礼を言いながらベイブレードをしまう。

おチビは走って去っていった。

ランチャーを取り出し、アダム君にも手渡す。

顔がちょっと暗い。



「さらば、シャークスケイル。」



タカ○トミーさん増産してあげてくださいね。


さぁ、ベイブレー○しましょう!!



「3.2.1!!ダァぁぁぁぁ!」


突如横で聞こえる、くそがきの叫び声。

スーツ姿で、赤髪でツインテール。


「あれ、メサイア様が好きな奴。」


ロイヤリティでーす。


「え、スタジアム蹴っ飛ばして……」


シャキリ君、びっくりしたように呟きながら震える。

赤髪の女の子はそれを見て、鼻でフッと笑う。

シャキリにも見覚えがあった。朝、サッカーボールで

転けて、ニートであることを隠すために制服のコスプレをする男。そんな認識であった。


しかし、ギランミの弟であるのも思い出して、すごい

羨ましくなってきた。



「ふっ、ニート君。君ギランミさんの弟として不相応だから、私が妹になってあげるね。」


ロイヤリティ腰に手を当て、鼻息フンス。



「お客さん、スタジアム弁償代500京ジンバブエドルです」


ロイヤリティ、店員のおじさんに肩を掴まれ、請求書を顔面に貼られていた。ざまぁないぜ。



「ねぇ、二人長くない?」


お母さんが来ましたね。


アダムとシャキリがいそいそとベ○をしまっていると、顔に貼られた請求書をモゾモゾしている、ロイヤリティの後ろにも影!!4人ぐらいいない!?多くない!?


一人を除いてみんなスーツ!!



「え!アダム君!!」



メサイアちゃん御一行でーす!

制服に身を包み、アダムと再会して頬を赤らめながら、声もぴょんぴょんと跳ねてるメサイアちゃん。

その後ろには、ギランミとヴィーナ、そして

白い髪色のショートボブ、いかにも令嬢っぽい

エトセーラ・セトセーラさんがいましたー。


エトセーラさん、脳内スカウターでさっそく

アダムとシャキリの二人を見定める。

アダムの戦闘力は2。

ゴミか。

シャキリに関しては、0.1

ノミか。


エトセーラ、鼻で嘲笑。


「お前は、誰だッ!いきなり人を鼻で笑って!!」


シャキリ君、アダム君を庇うように前へ出て叫ぶ。

手がプルップルに震えて、アダムの肩にその手が乗せられ、アダム君はバイブレーションした。


「エトセーラ!失礼でしょう!笑ってしまう気持ちは、わからないでもないけど……」


メサイアが半歩前に出たエトセーラの背中に叫ぶ。

ゴロゴロベースで何してるのこの人達。

あと、メサイアはやっぱり内心でアダム君ちょっと見下してますよね。絶対そうですよね。



「シャキリ、お前何してるの。あとユナちゃんと、

問題児君か。こんばんは。」



ギランミが呟き、エトセーラの隣に並ぶ。

エトセーラは眉を片方あげて、ギランミをギロリと睨んだ。



相変わらず仲悪いですねー。



「そうよ!アダム君停学と聞いて心配してたのよ。

あのまま教室には来ないで、荷物はラッツェル先生が持っていってしまったから。」


メサイア呟き、俯き加減で両の人差し指をツンツンする。

かわいい。


「あの子可愛いよね。一生懸命生きてるハムスターみたい。」


ユナがアダム達の後ろから呟く。

にこやかに笑ってるけど、目線は湿ってた。

湿りすぎて、右肩をシャキリに掴まれ、

バイブレーションしてるアダム君の左肩の黒い制服に

ジンワリと染みが出来た。

そのあと、苔が生えて、キノコが自生した。


いのちってすばらしい。


あと、アダム達はいつまで震えてるんだよ。

ユナちゃんはメサイアのことちょっと見下してない?


「うぶぶぶぶ!ぶぶぶぶ!ぶぶぶ!」


ロイヤリティであった。

顔の請求書取ってから喋ってね。がきんちょ。



「停学処分だとぉ?」


エトセーラ、腕組みをして、再びアダムへ目線を向ける。

小刻みに全身を振るわせながら、肩のキノコから胞子を振りまく男。そして、メサイアを誑かしたとヴィーナ達に噂され、停学処分になった犯罪者。


「戦闘力−1000京ね。」


ジンバブエドルの値に毒されてるんだよ。

低すぎてスカウターが爆発せずに低体温症になるだろ。

0以下は測定しなくていいんだよ。


エトセーラって結構おバカだろ。



「エトセーラって結構おバカだろ。」


アダムであった。

二段活用できるのかよ。

予備動作を省略するなよ。三段活用の構えをしろよ。

魔法の詠唱をサボる感覚で、言わない方が良いことを口に出すんじゃないよ。



「姫様を洗脳して、私を馬鹿呼ばわり。こいつころす。」


エトセーラ呟き、スーツの中を弄り始める。

その前にキノコの胞子が店内に充満し始めて、

ギランミ達が咳き込む。お店の人も迷惑そうにして、

ユナとシャキリは距離を取っていた。

原因君達だよね……?


ロイヤリティの請求書にカビが生え始める。


「ふじゅっ!へぶしゅっ!ぶしぇっ!」


ロイヤリティくしゃみ開始!!


「へーーーーーーっく!!」


でけぇくしゃみだな。

ヴィーナであった。

こいつ、寡黙キャラからバンドもどきのチンピラへと格下げですな。



「くちゅん……」


これ、絶対ユナちゃん!!

ギランミであった。

あ、そう。次。



「ぶっほーーーーい!!!」


メガバズーカランチャーと名付けます。このくしゃみは。

命中率30パーぐらい。


みなさん、誰だと思います?

自分はですね、絶対シャキリ!!


ユナであった。

アイドル失格だよ。政治の道へいって独裁者を目指すんだな。



「ヘくち!」


これ、メサイアちゃんです。

この、小動物のようなくしゃみ。これ、メサイアちゃんです。みなさん、答え決まりましたか?ファイナルアンサー!


エトセーラであった。

ふーん。じゃあ次。



「ぶっほーーーーーい!!!」


ハイメガキャノンと名付けます。

肉体があるから、やれるのさ。


メサイアであった。

こいつら恥というものがないのかよ。

財閥の娘とアイドルがこれで良いのかよ。



「くちゅん。」


あら、可愛い。

メサイアであって欲しかったですが、もう✖︎ついてますから、虱潰しでやるしかないですね。

アダムかシャキリですか。絶対にないですね。

さっきシャキリとベイ交換した子供だったら良いですね。


では、答えどうぞ。



シャキリであった。

はぁ。

変なところで似ないでください。



「姫様、こんな俗物キノコとは距離を取って、そのまま縁も切ってください。こんなものといるから、先のような品性の光が全く差し込まないようなくしゃみが出来るのです。」



エトセーラ、メサイアの両肩を掴み、ゴロゴロベースを出ようとする。


「品性のかけらもない……?」


ユナであった。無いですよ。

あと、貴方には最初からなかった気がします……。

なんでもないです、すいません。



「アダム君を、全身に感じて幸せ……」


メサイア、顔を赤らめて呟く。

こいつら、本編でうま○ょいした時こういうこと言ってたんだな、遊びでやってんじゃないんだよ!!!



みんなでお店退店して、ベンチに移動しますよー。



「メサイアちゃん、キノコなくなったけど、湿ってるからあんま近寄らない方がいいよ。僕が悪いんだから。ごめんね。キノコ生やしてごめんね。」


スーツ御一行はもちろん、シャキリやユナもアレルギー発症を避け、アダムからは距離を取って別のベンチに座る。


メサイアだけ、アダムと同じベンチに座り、モジモジしていた。


はははははははは!クソ!!!


メサイアモジモジ。


…………………………………………………………………………。

…………………………………………………………………………。


なんか喋れよ。


『なんか喋れよ。』


まずい、ここで三段活用の構えはまずい!!



「アダム君、ご飯一緒に食べましょ。エトセーラ達は放っておいていいわ。」


メサイアちゃん、スカートを両手でキュッと握り、

震えながらアダムを見上げる!!

きたッッッッーーーー!!


ただ、エトセーラ達無視発言は果たして必要であったのでしょうか!

しかし、この勇気を出して好きな人(?)のために

頑張る姿、ヒロイン力が上がっています!

このまま上がり続ければ、オーラ○ードも開けるでしょうね!



「そういえば、仕事探してるんでした。僕。」


アダムはメサイアのそんな気持ちをつゆ知らず、

鈍感系のなり損ないのように、自分の職探しを告白した。


「あ、そうなんだ。」


メサイアちゃん、俯いてがっくり。


貴様は俺のッッ――――――!!!



――次回、ご飯食べたら仕事探し。デュエっ!




明日、明後日には本編も更新すると思います。

もしかしたら明々後日になるかもしれません。

すいません

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