表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生ゲーマー我が道を行く  作者:
神話と幻の聖魔衝突戦争
PR
88/88

メテラーゼ攻城戦 アルナ&シンシェア姉妹VS楽団

終わらなかった

ちゃんちゃん♪


2回に分けます


メテラーゼ城:城内宴会場


——————————————————————————


狙撃の旋律(スナイプ・シンフォニ)!」

曲芸弾き(ロスマンディグス)!」


音が形を得て、黒ずくめの女へ矢のように飛ぶ。

空中で独楽(コマ)のように周り、音の矢を射ってきた本人に曲射で返す。


炎よ千の(サウザント・フレア)唄となりて(ソング・オーケストラ)

「フルスイング!」


まるで意思を持つかのように飛んでくる唄う火球。

それを特殊な武器でそのままはじき返す金属こん棒。


笛の音(フロート)|」

「チャクラス」


静かな音の狙撃と、矢がぶつかり合い、互いを相殺する。

そこにいる六人の男女たちは互いに互いを見合う。

片やサイチの従える奴隷と眷属。

片やトゥーラの幹部級の一つ…及び最後の「楽団」

互いに思う事も何もかも違う中であった…


——————————————————————————


(まずいな、勝てない)


そう思うしか出来ない自分を呪ってやりたいぐらいには、こいつらは強い。

我らは「楽団」として今まで数多くの戦に参加してきたが、ここまで強い奴と会うのは初めてであった。


(攻撃の大半はカウンター、返し、相殺されるか…何もかも揃わんな)


恐らく、他の「楽団」も同じ事を考えているのだろう。

何しろ、相手の役職が暗殺者、大物使い、狩人なのも厄介だ。

狩人はシンプルに攻撃が届かない。ゆういつ届く「笛の音(フロート)|」は相殺される。

大剣使いは、多少の痛みを許容した防具なのだろう。動きやすさ重視の鎧からはところどころ攻撃が入れられる場所があるがその全てが頑丈故に、攻撃が意味を成さない。

暗殺者はカウンターが上手過ぎた。ほとんどの攻撃をジャストでこちらに打ち返してくるのだ。


(他の幹部を呼べれば早かったが、まさか気づけば全員やられているとはな…)


幹部達は皆「生命のブレスレット」と呼ばれる連絡用も兼ねた、生存確認手段がある。

謀略、剛剣が最初に犠牲となった。

人形はが二番目に消えた。

双剣は「私はアビラト様の物になります♡」と謎の連絡を入れてから音信不通。

余興と防衛は「勝った」と連絡があったが、すぐに連絡が取れなくなった。

気狂いでも、幹部達のリーダー的存在であった狂乱も消えた。

城から脱出したはずの姑息は何処で見つかったのか分からず、消えた。

双子が揃って消され、すぐに狙撃も去った。


(応援は期待出来ない。対してあっちは耐えきれば増援が来る)


実質詰みであった。

だが、それでも譲れない戦いがある。


(この城を…一秒でも長く!我らがトゥーラの物だった事を世に知らしめる)


死ぬのも恐れず、狙うは本命の準備完了ただ一つ。

死を用いた、悪あがきの時間稼ぎだ。


——————————————————————————


(厄介ね)


素直な感想を短く述べ、どうするかとアルナは考える。

幹部名が「楽団」というのもあって、最初はナメてかかったものの、その判断は間違っていたと自分に怒っていた。


(音楽を用いた攻撃…シンプル故に厄介…何も出来ないわけじゃないけど、時間稼ぎ以外出来てない)


相手も理解して()()()時間稼ぎをしているのは、ユーラから届けられた勇者の居る王国「フォーゼ」の防衛設備の設置を完了させるためだろう。

実際、結界を設置されたら、こちらからの干渉は封じられる。

勿論、ユーラの神託()によって結界の解除方法は確定しているが、それでも張られたら張られたで面倒くさいのだ。

アルナは元「反逆の国」の暗部である。

それ故に、相手が「生きる」のを目標にするより「死ぬ前提で大打撃を与える」のを目標にされたらかなりキツイのだ。

人間は死の間際に立ったことを自覚し、後戻りできないほど驚異的な力を発揮する。

アルナも例外ではなく、人にとっての生存本能である。


(この戦い、どう終わらせたものか…)


アルナは考える。

自身の主にとっての最善を。


——————————————————————————


「しつけぇなお前も…」

「別に戦ってるわけではないだろう」

「そりゃそうだがな…てゆうか良いのか?一応アレお前の家族みてぇなもんなんだろ?」

「まぁな。だけど、この身体になってしまってはもう家族と言う意味などないに等しい。主にお前のせいだが。あの話、あとで承諾しろよな」

「してやるよ。言われずとも」


闇に紛れる二人の男と女。

それが狙うはとある一段の頭上。

彼らは待つ。歌が動き出すのを。


——————————————————————————


楽団とアルナ達の長い思考の沈黙。

先に動いたのは…


風の音(マギ・ストーム)!」

笛の音(フロート)|!」

「私!?」


「楽団」による遠距離支援への総攻撃…つまりフリーレへの攻撃だった。

更に言えば目の前に居た三人ではなく、アルナ達の背後から追加で二人現れたのだ。


「ちょ!?てめぇら5人だったのかよ!?」

「くっ」


完全に不意を突かれ、ニャーラもアルナも間に合わない。

そして、魔法が放たれる直前…


非物質爆撃(エコノミー・クラスタ)


魔法が赤く光り、爆ぜる。

よって楽団が逆にダメージを受けた。


「は」

「え」

「今の」

「あ?あいつらどうしたんだ?」


アルナとニャーラ、フリーレは唐突な爆破に驚いていたが、自分たちよりも爆破に驚いたのは楽団だった。

その反応にアルナは疑問を覚えた。楽団の、その目に見覚えがあった。


「仲間の裏切り?」


その言葉は正解であり、()()()だった。


「二人足らないなと思ったが…不意打ちに使うとはな…考えて動くようになってんじゃねーか」

「…生きていたのですか。いや、というよりも…」


「楽団」とアルナ達の所に降りた一人の女。

だがそれは敵でもなく味方でもない。

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


「…貴方は、いや。お前は本当にユカーラか?」


アンデットとして目の前に立つ、自身の上司を見た「楽団」の警戒心はMaxまで引きあがっていた。


ラーケVS剛剣ロップル&謀略のヨゲラン      勝者:ラーケ

マーネ&ウェルVS人形のアスタ          勝者:マーネ&ウェル

アビラトVS双剣のイグナ             勝者:アビラト+籠絡されたイグナ

クロガタリVS余興のヒューマ&防衛のブッコシン  勝者:ヒューマ&ブッコシン

余興のヒューマ&防衛のブッコシンVSトリッキスタ 勝者:トリッキスタ(いえーい)

サイチVS狂乱のユカーラ             勝者:サイチ

姑息なベルフVSミカユ              勝者:ミカユ(先輩どこっすか?)

イニーシャ&フォルテVS双子&狙撃        勝者:イニーシャ&フォルテ

アルナ&シンシェア姉妹VS楽団のドレミファソ   勝者:?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ