メテラーゼ攻略戦 最高のショータイムを!!
あぁもう出ちゃったよ!
せめてメインで登場してからにしてよ!ねぇトリッキスタ!!
困るって!!
突如として目の前に現れた「トリッキスタ」を名乗る男にヒューマとブッコシンは戦闘態勢を取る。
「…三秒数える間に振り返ってここを去れ。さもなくば貴様も敵だ」
「ざーんねん。俺はね、君たちぶっ飛ばさなきゃいけないからさぁ、初手から敵対してるんだ」
ブッコシンが盾と大剣を構える。
ヒューマがナイフをトリッキスタに突きつける。
「おーこえー。流石本場兵士様様だねぇ」
言い方も、顔も、動きも怖がってるように見えない。
なのに、本当に怖がってるように感じる。
ヒューマとブッコシンはそれが本当に気持ち悪かった。
表面を取り繕ってるだけなのに、まるでさもそれが「怖がってるんですよ?」と感じさせてくる。
「だけど、流石にこれ以上やったらギャグで終わりかねねぇな。よっしゃ行くぜ!」
トリッキスタが懐から何かを取り出す。
カードの束だ。
「さぁさぁ、ここからが開幕ですぞ!世界中の誰もを驚愕させ、爆笑させ、狂乱させてみせましょうか!!ここからが本当のショータイム!!では、開幕しましょう、今宵の夜祭を!!不確定の乱数変身!!」
トリッキスタの言葉に反応し、五枚のカードが手元からトリッキスタの空中に浮かび上がった。
「今宵微笑むは乱数の女神様だったみたいだねぇ!!不幸の女神様ご愁傷様でーす」
また意味不明な言葉を発する。
「貴様、何を」
「では、ご覧に入れて見せましょう!今宵の「ゴファショドラ」を!」
「は?」
謎の言葉を発した途端、トリッキスタが唐突に光る。
あまりの眩しさにヒューマ達は目をつぶる。
光が消えた時、そこに居たのは…
「じゃじゃーん!!イメチェンしちゃった!これってファンタジーでやったらどんな名前が付くか予想大喜利大会しましょうか!!」
「…なんだ、その、姿は」
そこには先ほどまで居たトリッキスタの成れの果て…否、辛うじてトリッキスタが変化したと分かる者が居た。
何せ、見た目から、体系まで全て変わっている。
まず体格が大きくなった。
どちらかと言えば頑丈に、そしてずんぐりとした体格に。
腕は太く、胸はまるで飛び出てるかのように見えてしまう。
左腕は燃えていた。実際には燃えていないが、燃えているような錯覚を起こす見た目だ。
右腕はがっちりしていた。なんというか、金属の筒がくっつき合っていた。
左足には何か尖ったものを真ん中で割ったかのような黄色と銀色に光る何かが付けたされていた。
右足は獣のようだ。白く白く、細かった。だが、とても力を感じさせる何かを感じた。
「なんだ…それは…」
「さぁなんでしょうか?というわけで第一撃行きまーす!!」
「!」
ブッコシンが構え直しながら「こいつはアホだな」と思った。
わざわざ今から攻撃しに行きますと言って来たのだ対処は容易い。
が、ブッコシンにとって想定外だったのは、細かいなにかが身体に突き刺さった事だ。
「ぐっ!?」
「ブッコシン!?」
「ゴリラハンドパワー&ショットガンで盾を高速弾丸論破ぁ!!それ即ち脳筋が如くぅ!!」
ブッコシンが何を受けたのはヒューマは分からなかったが故にその対象を見て無ければ発動出来ない「強奪」が空振りする。
ブッコシンは再び盾を構え…トリッキスタが居なくなった事に気づいた。
「なっ!あいつどこに」
「ハローハゲワシの兄ちゃん。避けないと金の玉がミキサーされちゃうよ?」
足元。
声を聴くと同時に間に合わないと悟りヒューマに目配せをし…
「魔性反転!」
「強奪!」
カウンターを当てた相手に近づける魔法を発動し、ヒューマがそれを盗む。
その結果、左足が変形し、ドリルとなったトリッキスタの蹴りを回避する事が出来た。
が、その直後には右足を使い目の前まで飛んできたトリッキスタが。
「は?」
「うさぎの脚力で大大大ジャンパー!!かーらーのー!!」
左腕が爆ぜ、燃え盛る。
「食らえ藪からゴリラの腕ぇ!!」
「ごふぁ!?」
燃え盛る腕がブッコシンを殴り飛ばした。
それを見てヒューマの怒りが頂点に達する。既に二発目を当てようとするトリッキスタに腕を向ける。
「てめぇ!!強奪」
あの腕の炎を盗め…無かった。
そしてその腕はブッコシンの顔にストレートパンチを決めた。
「は?」
「強奪」は魔法しか盗めない。
そしてトリッキスタのそれは魔法ではない。
それを止める手段をヒューマは知らない。
そして、ラストが決まる。
「さぁさぁ、見どころ満載のゴファショドラがもうすぐ終わっちまうぜぇ!!ここで終わらせるなんてぇ持ったいないからな!ラスト派手に行こうぜパーティーメンバー!!ドラミングビート!!」
唐突にトリッキスタが狂ったように胸をたたき始める。
「うほうほうほうほうほうほうほうほぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
謎の鳴き声も出していた。
赤い何かがトリッキスタに纏わりついていく。
そしてそれがトリッキスタの下半身を覆おうとした時に動いた。
「食らえ最後の一発!!脳筋おサルがキレてやったぜぇ!!ゴリゴリラッシュ!!」
連打。
とにかく連打。
ブッコシンが壁まで吹き飛ぶ。
ヒューマはそれを見てる事しか出来ない。
「さてと…次はあんただぜ?余興ってまだあんの」
ヒューマは青ざめるしかなかった。
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ユーラは喋れない。
当然だ。魔力が切れてしまって回復するまで動けない。
だが、目だけは動く。
辛うじて最後に見えたのがヒューマを一発で気絶させるマッチョな何か。
だが、そいつがつけている仮面に、ユーラは見覚えがあった。
(確か、アーカ、ルムで、会ったゴ、ブと似て、る。でも、見た、目が…)
ユーラの意識はそこで途切れた。
ラーケVS剛剣ロップル&謀略のヨゲラン 勝者:ラーケ
マーネ&ウェルVS人形のアスタ 勝者:マーネ&ウェル
アビラトVS双剣のイグナ 勝者:アビラト+籠絡されたイグナ
クロガタリVS余興のヒューマ&防衛のブッコシン 勝者:ヒューマ&ブッコシン
余興のヒューマ&防衛のブッコシンVSトリッキスタ 勝者:トリッキスタ(いえーい)
サイチVS狂乱のユカーラ 戦闘中
イニーシャ&フォルテVS??
アルナ&シンシェア姉妹VS??
謎の男「トリッキスタ」が言っていたゴファショドラについて+プチ解説
トリッキスタは体にその力を巡らせ、一時的にその力を身体に取り込む事が出来ます
最大五つの力を使用可能ですが、ネーミングセンスがないトリッキスタはそれぞれの力の頭文字だけ繋げてその姿を表現しています
今回は
ゴ =ゴリラ (全身対応)
ファ=ファイヤー (左腕対応)
ショ=ショットガン(右腕対応)
ド =ドリル (左足対応)
ラ =ラビット (右足対応)
になります
ゴリラは縄張り争いなどで胸を叩いて音が大きい方が勝つ「ドラミング」という習性を持ってますがトリッキスタが行った「ドラミングビート」はこの習性を使ったバフ技です
ついでに「藪からゴリラの腕」についてはラビットの脚力を生かして急接近、の後にファイヤーで慣性を掛けてゴリラパンチを決めてます




