装備を整えよう 其の二
主人公
なんか今日はぶっ壊れ防具と武器を作ってるらしいよ…
楽しみだね
こうしてトラベルテ冒険者ギルドギルドマスターによってB級昇格が認められた俺。
ギルマス曰く
「本部にこれを送って辿り着くまで多分３日かな。往復で６日掛かるハズだからその頃位にB級昇格の知らせが届くはずだよ」
とね。
その間は次のクエストの為の準備だ。
あそうそう。鉄についてはギルマスが融通を通してくれて冒険者ギルド内にあるショップを使わせてくれるらしい。
なんでもB級でないと使えないショップらしく詐欺も出来ないように厳重管理されているらしい。
まだF級だけど特別許可で使わせて貰えるらしい。
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鉄の延べ棒
５０㎏サイズ１０本購入
金額金貨１００枚
所持金 金貨４３４枚 青金貨４枚 青鉄貨６枚
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まぁこんなもんか…後は魔道具買ってみるか。
受付に聞いたところ一番安い魔道具でも金貨２００枚はするらしい。
それ言うなら安いの買えば俺二個分買えるよ。
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受付嬢＆ベギィド達一押しの魔道具屋「パール」
購入魔道具
変重力の指輪「重力魔法耐性」金貨２００枚
ゴブリンドール「攻撃弱強化、範囲攻撃弱強化」金貨２００枚
所持金 金貨３４枚 青金貨４枚 青鉄貨６枚
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魔物の素材を使って作られた人形の魔道具か…
そういえばまだ持ってないけど「魔道具制作」のスキルがあったっけ…
今度取るか。
そんな事を思い宿へと戻る。
◇◇◇
宿に着いた俺はまず布と糸を取り出す。
まず作るのは服だ。
俺は「S級裁縫×１０」のスキルを使用し布に糸を通し始めた。
鑑定を使用して分かったが服をあまり頑丈にする気が無ければそのままササっと服が作れるらしいが意識して頑丈にしようとすると時間は掛かるものの強い装備を作れるらしい。
元プロゲーマーに集中しろとは…容易くて笑っちゃうね。
ゲームをやってれば案外集中力が凄くなってね。
一番集中してる時だと真横で喋られても気づかない程には集中出来るぞ。
そんな事を考えながら俺の思考は深く深く、真剣に裁縫をし始める。
次第に思考力が鈍っていく。集中してる証だ。
このまま作り上げていく。
◇◇◇
装備を完成させた後にイニーシャ達に聞いたら１０時間ぐらい微動だにしなかったらしい。
ただただ裁縫を続けていただけだと。
その結果がこれだ。
不死身の黒鋼フード（装甲+50000000追加）
孤独の鬼仮面「呪い：永遠」（装甲+6000000追加）
獅子紋様スーツ（装甲+50000000追加）
髑髏の手袋（装甲+45000000追加）
獅子紋様ズボン（装甲+50000000追加）
獅子紋様ブーツ（装甲+50000000追加）
と言う感じだ。
かなりヤバい仕上がりだな…
あそうそう。
孤高の仮面に布と糸で少し加工して孤独の鬼仮面にしたのも忘れちゃダメだな。
次はギルド経由で手に入れた鉄で武器を作ろう。
と言う訳でギルド内にある鍛冶場（なんであるの？）を使って武器を作らせてもらおう。
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再びの集中タイム
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またも１０時間作業をしてしまった。
ギルドが24時間対応だから良かったけどそうでなかったら追い出されたろうな。
まぁ結果としてかなり質の良い物を用意出来たんじゃないか？
銀雷のハルバード（雷属性付与、範囲強化、攻撃発射）
ウィンターナックル（吹雪属性付与、火力強化、爆撃）
ゴーストモーニングスター（毒属性付与、ランダムアタック）
ブレイブモルナックル（溶岩属性付与、魔法「火炎弾」付与）
阿修羅ハンマー（鬼火力、頑丈、血修正）
氷結のハルバード（氷河属性付与、クリティカル上昇）
ループウィップ（無限激痛、確定負傷）
これ見てるとなんか中に怖いエンチャントあるんだけど…
あ。エンチャントは武器の名前の隣にある奴な。
雷属性とかランダムアタックとかな。
よく分からないエンチャントは鑑定してなるほどってなったわ。
エンチャント「攻撃発射」
攻撃をした際に同属性の攻撃を放つ
エンチャント「爆撃」
攻撃した敵または地形に同属性の爆発を起こす
エンチャント「ランダムアタック」
武器の攻撃部分が消え攻撃箇所を分からなくする
エンチャント「鬼火力」
鬼種の魔物と同じと言える火力が出る
エンチャント「血修正」
血を浴びるとその血で壊れてる部分を修復する
エンチャント「無限激痛」
攻撃した箇所に常に激痛を与え続ける。怪我の具合によって激痛の大きさが変わる
エンチャント「確定負傷」
攻撃した箇所に必ず致命傷を作れる
いや最後の二つのエンチャント怖いわ！
うっかり味方に当たったらほぼ戦闘出来ずお陀仏するだけじゃん！
そんな事を思いながらも服を先ほど作った服に変え魔道具を持つ。
魔道具を持った途端にアクセサリの装飾欄に二つ分の枠が増加した。
これだけで良いのか。
便利だな。魔道具は。
これでいつ来るか分からないゴブリン集落に居る人達の救出の用意は整った。
今日はもう遅いから明日スキルの追加するか。
そんな事を思い俺は宿へと帰るのであった。
次回は「装備を整えましょう 其の三」です
お楽しみに！
