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クラスの女子と関わったことの無い俺の机の中に手紙が入っていたのですが  作者: 有原優


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第七十三話 莉奈の家パーティ

「定期テスト終わったーー!!!」


 テストが終わると莉奈がそう叫び、その言葉でテストが終わったとことを実感した。莉奈と必死で勉強したテスト。いつもより点が取れてるといいなあと思う。

 そして、流石に一週間のテスト期間は疲れる。今日は帰ってゴロゴロしたい。


「あの? 優斗くん」


 そう考えていたら莉奈が話しかけてきた。なんか嫌な予感がする。


「今日なんですけど、打ち上げってことでパーティしませんか? なんかこう特別な感じで」

「すまないが、今日はパーティする気分じゃねえ。疲れたし」

「疲れたって……なら私の方が疲れてるはずじゃないですか!」

「確かにお前が頑張ってたことは認める。だが、お前が俺よりも疲れてないのは、お前の体力が無限だからだ。お前と俺を一緒にするんじゃねえ」

「優斗、何の話をしてるんだ?」


 そこに寛人と彰人が加わってきた。


「ん? 莉奈に打ち上げに誘われてるんだ」

「行けば良いじゃねえか」

「そう簡単にいうなよ。俺は今日疲れてるんだ」

「可愛い彼女の誘いを断るんですか?」

「ああ」

「仕方ないですね……無理矢理連れて行きますか?」

「それは……誘拐罪だな。罪は犯すなよ?」

「そういうスタンスですか。仕方ありませんね。私を論破してみてください!!」

「論破するくらい簡単だろ。俺は疲れてる。それだけだ」

「まあ優斗は真面目だしな」


 と、彰人が言った。


「お前が不真面目すぎるだけだろ」

「ひどいなあ。赤点はないと思うぜ。今回は勉強したからな」

「本当かあ。不登校のお前を信用できないぞ俺は」

「寛人までひどいじゃねえか」

「ひどくないと思うぞ。お前への信用は最悪だからな」

「優斗もひどいな」

「当たり前だろ。当然のことを言っただけだ」


 そもそも授業を受けてないのに点を取れるものなのかはわからん。実際前回のテストでは三教科赤点があったのだ。授業に出た方が、補習プリント解くより楽な気もするのだが。


「さてと。本題に戻すか。俺は行かないからな」

「美味しいご飯を私が無料で作るって言ってもですか?」

「俺を食事で釣られるようなやつだと思うなよ」

「じゃあバイト代として五〇〇〇円あげます」

「それ言ったらおしまいだぞ。莉奈、俺たちの関係はお金だけの関係なのか?」

「なんかそれっぽいこと言わないでくださいよ!」

「なんかそれ、レンタル彼女みたいだな。漫画とかに出てくる」


 寛人が言った。


「たしかにな。まあこの場合レンタル彼氏だろうけど」

「仕方ないですね。諦めます! ですけど、いつかしましょうね」

「ああ、それはな。まあ今日は帰ってすぐに寝るわ」

「じゃあおやすみなさいですね」

「ああ。そうだな」


 そして担任の先生三浦智が来て、そのまますぐに帰宅できるようになった。


「じゃあまだ月曜日」

「ええ」

「そういや、俺は優斗には会えなくなるな。どうせ松崎さんが独占するだろ」

「独占は言い方悪いですよ」


 と、莉奈が怒りの表情を見せる。


「じゃあ!」

「ああ」


 と、俺たちは帰った。



「それで、何で莉奈は俺に着いてきてるんだ?」

「別に良いじゃないですか! この時間だけでも私を幸せにしてくださいよ」

「何だよその言い方は」


 そして莉奈が手を差し出してきたので、その手を握る。


「楽しいですね」

「何が?」

「これから」

「これからって何だよ」

「だって夏休みですよ!! 何でもできるんですよ!! 幸せじゃないですか」

「まあ、幸せと言ったら幸せだな」




 俺は今莉奈の家にいる。なぜかというと、俺にも分からない。ただ、一つ言えるのは莉奈の提案を断ることが出来なかったということだ。まあもちろん嫌なわけではないが。


「はい! 優斗くん。ご褒美のご飯ですよ!」

「おう」


 と、莉奈が作り置きしてたらしいご飯が並び、祝勝会? 的なものが運ばれた。テストだから勝ってるのかどうかわからないが。


「ほらいっぱい食べてください!!」

「なあ……」

「何ですか?」

「多すぎじゃね? 絶対二人じゃあ食べきれないと思うんだが」

「えー、いいじゃないですか。食べきれない量があるほうが楽しいんですよ」

「まあ、それには同意するが」


 それにしても多いな。二日三日分くらいは余裕でありそうだ。チャーハン焼きそば、とんかつ、コロッケ、から揚げ、寿司、カルボナーラ……

 まあ半分くらいは買ってきたものであろうが、それにしても多い。


「莉奈って普段これくらい食べるのか?」

「普段はこんなに食べませんよ。今日は特別です」

「そうか」


 そして目の前のごちそうに手を付ける。莉奈の言う通りどれだけ食べてもいいという空間は最高だ。


「おいしいなこれ」

「そのチャーハンは私が作ったんですよ。優斗くんのために」

「そうか、ありがとう」


 そして一通り食べ、


「おなかいっぱいだ」

「え? もうですか?」

「そりゃあこれだけ料理があったら腹いっぱい位にはなるだろ」

「私はもう少し行けますよ」

「おう、そうか。でも太らないようにな」

「私が太るように見えますか?」

「いや、全然」


 と、俺がご飯を食べ終わった後も、莉奈は一人でどんどん食べていた。莉奈に大食いのイメージはなかったのだが、どんだけ食べるんだよ。


 そしてご飯を食べ終え、


「じゃあ、ゲームしましょう」


 と、ゲームを持ってきた。まあもちろん俺が持ってきたゲームンなのだが。


「それでゲームしますか? 大富豪しますか?」

「大富豪以外で。てかお前絶対分かって大富豪しますか? って聞いただろ」

「ばれました?」

「ばれましたじゃねえよ。お前が大富豪なんてやったらただの蹂躙になってしまう」

「まあ、そうですね」


 そして結局二人協力のゲームにした。このゲームだと対戦の要素がないから、二人で一緒に楽しめるだろう。


 このゲームは単純なゲームだ。どのように単純化と言うと、AボタンでパンチBボタンでよけるYボタンで必殺技と言ったような単純な動きでできるのだ。


「優斗くん。少し待ってもらえませんか?」

「なんだ?」

「おかし取ってくるので」

「お前あれだけ食べてまだお菓子も食べるのかよ」

「いいじゃないですか。ゲームをしながら食べるお菓子は格別においしいですから!!」


 と、棚からポテチとおかきとチョコと、その他多種多様のお菓子を持ってきた、


 おいしそうなお菓子がたくさんある。そうじゃなくて、


「多すぎだろ」

「多いに越したことはありませんよ。お菓子なんて」

「そう言うものか?」


 と、そんなこんなでゲームが始まった。


 超巨大ボス、メルクリアローンを倒すのが今回のバトルだ。とは言ってもそこまで難易度が高くないから、二人いれば必ず倒せるはずだ。


「おい、莉奈汚いぞ」


 隣にはポテチを食べながらゲーム機を触る莉奈の姿があった。


「えーこれくらいいいじゃないですか?」

「だめだ。箸もってこい」

「優斗くんのけち!」

「俺はケチじゃないぞ」

「持ってきました。優斗くんが言うから持ってきてあげたんですよ」

「他人のせいかよ」


 と、まあゲームが始まった。

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