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クラスの女子と関わったことの無い俺の机の中に手紙が入っていたのですが  作者: 有原優


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第七十四話 ゲーム

「これ、楽しいです!」

「そうか。良かったな」

「はい!」


 と、そのまま戦っていく。


「ねえ、優斗くん」

「何だ?」

「敵硬くないですか?」

「まあそう言うゲームだからな」


 敵が固いのは仕方がない。元々四人でやる想定のゲームなのだ。二人では固いのは仕方ないだろう。とはいえ着々と削れては来ている、この感じだと、勝てそうだ。


「でも、敵の攻撃あまり強くはないですよね」

「まあ俺がちゃんと防御してるしな」

「優斗くんがサポートしてるからという事ですか?」

「まあ、そうなるな」


 俺が今使っているのはタンクヒーラーだ。基本はタンクの役割で敵の攻撃を防ぐ役割だが、このキャラは回復技も使えるのだ。これで莉奈を支えているからこそ、莉奈はうまく立ち回れているというわけだ。


「良し!倒せました!」


 そう莉奈が大声で叫ぶ。


「長い戦いでした」

「そうだな。確かに莉奈の処理速度はくそ遅かった」

「悪口言わないでくださいよ」

「まあ、慣れてないと難しいな」

「急によりそらないでくださいよ」

「悪かったな」



 莉奈が数千やった後で、「二人だとつまらないです」と言ってきたので、オンラインにすることにした。


「こことかはどうですか?」

「そのステージは難しいぞ。まあでもオンラインだったらいけるか」

「じゃあやりましょう!!!!」


 と、最難関ステージ、ミツルオトシ降臨をすることになった。


「さあやるぞ」

「はい!」


 と、開始したが、運が悪いことにタンクは人気らしく、パーティがタンク三人になってしまったので、仕方がなくヒーラーに変える。こういうのはアタッカーが人気になりやすいものな気がするのだが。

 そして、もう一人の方もアタッカーに変えてくれた。


「莉奈、準備は良いか?」

「もちろんです!!」


 と、バトルを開始する。


 開始早々、ボスは不規則な動きでこちらに向かってきた。俺は前こいつと戦ったことがあるのだが、動きがづらく、苦戦した思い出がある。今回はどうだろうか。


「莉奈、この攻撃は当たるなよ」

「分かってます」


 とりあえず、莉奈に注意喚起した。すると、莉奈も分かってるようで、うまく避けた。初見でこれをよけられるのは流石すぎる。


「やるな、莉奈」

「ええ」

「でもここからだぞ」

「分かってますよ」


 と、莉奈は上手く避けながら攻撃をジリジリと与えていく。


「なあ、莉奈上手くないか?」

「いや、なんか上手くやったらいけただけですよ」

「お前ゲームの才能あるな」


 よく考えたらあのキングカートの時も成長速度早かったな。勉強の才能もあるし、もしや莉奈って天才か?

 そもそも莉奈運動できるしな。


 さて、俺も俺で間をとりながら回復していく。


「優斗くん、回復ありがとうございます!」

「おう」


 そしてどんどん敵の体力が削れている。莉奈が案外上手いというのもそうだが、タンクの人も上手い。上手く敵のヘイトを集めながら、上手く攻撃を避けたりしながら体力を残していく。そのおかげで莉奈ともう一人のアタッカーがどんどんとダメージを与えていける。


「良い感じだな」

「はい!」


 と、莉奈がポテチを摘んだ。


「おい! 莉奈!」

「え?」


 その瞬間莉奈のキャラがやられてしまった。


「油断すんなよ。尻拭いするの俺だぞ」

「……ごめんなさい」

「まあ良いけど、とはい蘇生はできないな。敵の攻撃が激しすぎて」


 しかも他の味方もまた回復する暇はなさそうだ。やばいな、このままでは莉奈のキャラが本当に死んでしまう。死んでから一定時間しか蘇生できないのに。


「莉奈もう少しだけ耐えろ」

「はい!」


 と、莉奈がポテチを食べながらボタン連打して、制限時間を伸ばす。

 ボタン連打によって少しだけ本当の死まで遠のくのだ。

 てか、ポテチを食べるのは止めないんだな。


「莉奈今行くぞ」


 敵が怯んだその隙に莉奈のキャラのところまで走っていく。


「さあ、行け!」


 と、莉奈のキャラをなんとか復活させる。


「これで一安心か」

「ありがとうございます!」

「じゃあその分活躍してくれよ」

「わかってますよ。優斗くん」


 と、莉奈はまた攻撃を加えていく、どんどん、どんどんと、攻めていく。

 その蘇生された恩に報いるように、活躍していく。


 俺も俺で、味方を上手く回復させていく。

 そしてそのまま莉奈が敵を見事に倒した。


「やりましたね、優斗くん」

「だな!」


 と、ハイタッチする。


「優斗くん、それにしても私上手くないですか?」

「そうだな。お前はもううまい。もう俺以上かもな」

「ありがとうございます」


 と、莉奈が抱き着いてきた。ただのお世辞ではない、本当に莉奈は上手かった。もう何十回もこのゲームをやってきたかのように。だが、


「お前、やめろ。くっつくな」


 暑苦しい。


「いいじゃないですか」

「まあ確か良いっちゃあいいけどな」

「そうですか。ならこのまま押し倒しましょうか?」

「それは冗談じゃあ無くなるだろ」

「いいじゃないですか。楽しいですし」


 と、押し倒された。


「何だよ、お前」

「えへへ」


 と、莉奈に押し倒されたまま……。


「何しましょうかねえ」

「考えてなかったのかよ」


 この、無計画め!


「まあ、とりあえず何もないなら解放してくれ」

「でも、せっかくですから……」


 莉奈は俺の髪の毛を触った。


「いいですね、優斗くんの髪の毛は」

「そうか……」

「あ、不公平だと思うんだったら優斗くんも私の髪の毛を触ってもいいですからね」

「別に触りたいわけじゃねえ」

「なら私だけ触らせてもらいますね」

「いや、まあそれはいいんだけど、なんか体勢だけ整わせてもらえないか?」


 正直言って、なんとなく体勢がきつい。そもそも上から覆いかぶさられている時点でなんとなくあれだけど。どうにかしてくれ。マジで。


「だめです」


 あっさりと拒否された。てか、この体制でされることが髪の毛触られるだけって、むしろ何かしろよ!!

 まあ、何かされても困るんだけど。

 さて、


「そろそろ暑いし、押し返してもいいか?」

「え? だめに決まってるじゃないですか?」

「わかった、もう無理やりだ!」


 と、押し返した。


「もう少しくっつきたかったのに」

「俺が嫌なんだよ。俺が」


 と、言って「全く」と言って、転がってたゲーム機を拾う。


「さあ、続きやるぞ」

「はい!」


 と、その次のゲームを開始する。だが、その時、


「私次は別のゲームがしたいです」


 と言われた。

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