番外編 ep3 敬語やめたいです。
読んでくださり、ありがとうございます!
こちらは、番外編の三話目となっております。
よろしくお願いします!
それから、いくつかお店を覗きながら、散策をして夜になった。
「もうこんな時間だ。ディナーの時間も近づいているし、レストランに向かいましょうか」
彼の言葉に、微笑みながら頷く。
「———今日は・・・。とても、楽しかったですわ。すごく、幸せな一日だわ」
わたしがポツリ、と呟く。すると、ロバート様は心底嬉しそうに笑った。
「それならば、良かったです。婚約指輪も、つくれましたしね」
「ええ、そうね」
頷きながら、ふと思う。いつまで、わたしたちは敬語を使うんだろうか、と。
わたしはたまに、敬語を崩すこともある。けれど、ロバート様は殆どずっと敬語だ。敬語ではなく、ため口もきいてみたいな、と思ってしまったのは、魔が差したのかもしれない。
「———ねえ、ロバート様?」
「何ですか?」
呼びかければ、すぐに問い返してくれる距離。これだけでも、恵まれているはずなのに、もっと望んでしまう。
いつまでも、いつまでも、きっとそうなのだろうな、とわたしはぼんやり思いながら、ロバート様にいった。
「ロバート様。わたし、敬語やめたいです」
ロバート様は、一瞬、驚きに満ちた瞳でわたしを見下ろした。それから、柔らかく笑ってくれる。
「僕も、そうしたいなあ。嬉しいよ、クラリッサ嬢の方からいってくれるなんて。これは、僕にべた惚れになってくれる日も近いですね」
そう言って、あははっとあなたが明るく笑う。まさか、もうべた惚れなんです、とは言えずにわたしもふふふっと笑ったのだった。
引き続き、番外編もご覧くださり、ありがとうございます!
本当に嬉しいです!
この連載を始めようと決めたときは、番外編は投稿しないつもりだったのですが、皆さまのおかげでここまでやってこれました・・・(感慨深いなあ、!)
本当にありがとうございます!
次回で、番外編は最終話の予定です・・・!
よろしくお願いします!




