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転生TS不老退魔巫女物語  作者: セミの鳴き声
過去編
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過去編~穂刈さんのかばんの中身~

邪馬2651年 3月13日 曇り、18:59

穂刈さんの思うところのある発言を受けて、わたしはどう対処すればいいかわからなかった。


(このままにしておいたほうがいいよ、変に言うと昔みたいに色々言われると思うから。)


と中山君が落ち着いた口調で語り掛けて来てくれた。確かに中山君の言うとおりである。わたしはその意見を尊重しつつ、風呂場から出る穂刈さんを見送り、全体的に白い輝きを見せた風呂場から洗剤などの残り汚れを落とすために、シャワーからと風呂場の蛇口で一気に流しだした。

思ったより黒い水がまだあったのか、おそらくわたしはそれを見てたぶんドン引きしてたと思う。

黒いカビみたいなのがついているから蛇口使わないで、今まで外付けのを使っていたからだからか、この黒さは想像以上だったからだろう。


さて風呂の残り洗いも完全に終わり、今日こそ久しぶりにお風呂にありつけると思ったが、よくよく考えると着替えがない、というかスーパーで服買った覚えがないからどうしようか、と青ざめながらとりあえず居間に行く。居間には穂刈さんと恵子さんがいて、恵子さんは穂刈さんのかばんを上から眺めながらにやにや笑っている。何か嫌な予感がするのだが、とりあえず恵子さんに言わないでそのまま後ろ向きの姿かばんを漁っているで穂刈さんのほうに視線を向けていく。


「穂刈さん、とりあえずお風呂入りたいんだけど服…ないんだけど、どうしよう。」


心配そうな口ぶりをする私に穂刈さんは先ほどとは違い、笑みを浮かべて振り返り、いつもの口ぶりで


「麻美ちゃん、大丈夫。これみて、じゃじゃーん」


手にしたのは、子供用の服…といっても男性用じゃなく女の子用だ。当然ではあるが。

正直言ってわたしは服のセンスや服の名称などはわからない。だけど明らかに、これは女の子用ではある。白のシャツみたいなのを取り出してきてわたしに見せびからしてきた。困惑しているこちらをよそに穂刈さんは、目を細め笑みを浮かべて


「大丈夫。みんな私が子供の時に使っていたおさがりだから。捨てるのももったいないから、一通り麻美ちゃんにあげるからね」


はっきり言えば女子の服を着るのは当時のわたしはすごい恥ずかしい気持ちがあるが、ほかに服がなかったし、今は女なのでこれを着ることに諦めもあったので、素直にいただくことにした。

ほかに服も色々あるが、下着はもちろんのこと、何が何でも女の子の服だった。そして…極めつけはズボンの類はパジャマを除いて全くなく、全てスカートというおまけつき。


まあこれのおかげで大きくなった今のわたしは女子の服、特にスカートを履くことに抵抗を示さなかったのは別のお話である。


ちなみに当の恵子さんは笑いをこらえながら、わたしを見ていたのは言うまでもなかった。

遅くなってしまい申し訳ございません。

背後事情等により、なかなか更新ができませんでした。これから更新いたしますので、改めてよろしくお願いいたします。

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