第二話 出動
危機管理センターに連絡が入ったのは、二人目の隊員が殺されてからである。町田総理大臣は、すぐさま、応援のSAT隊と陸上自衛隊の出動を要請した。
SATの射撃訓練場では、佐藤敬太が射撃訓練をしていた。そこへ隊長が来て、「国から出動の要請があった。すぐに準備しろ。」
と言って戻って行った。佐藤は、すぐさま更衣室に向かった。すでに、他の隊員達が着替えをしていた。佐藤も、着替えを始めた。自動拳銃のM3913をホルスターに収めた。防弾チョッキを着て、防弾のヘルメットを被った。ゴーグルを着けて、武器を取りに行った。
「今日は、サブマシンガンではなく、M4A1を使用する。」隊長が言った。佐藤らは、M4A1を取り、弾倉を入れた。そして、手榴弾を取った。
研究所では、SAT隊員とテロリストの銃撃戦が続いていた。小林はただ見る事しか、出来なかった。
M-16を持ったDが、弾を込めている隊員に向かって銃を撃った。また、血が飛び散る。一人の隊員が、まだ応戦していた。手榴弾を投げようとしていたゼップに向かって、隊員はサブマシンガンを撃った。ゼップが倒れる。デスクの陰のテロリストが、隊員に銃を撃つ。隊員が引っ込んだ。Dは、もう一人のテロリストと前に出て、隊員を撃った。床が真っ赤に染まり、銃撃の音が消えた。
Dは、先に進んだ。テロリストが、残っていた警備員を撃ち殺した。ドアを開けて中に入った。すると、吹き抜けの二階からSATが出てきて、サブマシンガンを撃ち始めた。テロリストの一人が血の雨を降らせて倒れた。D達はすぐに応戦した。と、他の所からもSAT隊員が出てきた。
「マズい。」
テロリストの一人が真っ赤になって、床に倒れた。Dは、M-16を二階の隊員に向かって撃ちまくった。だが、当たらなかった。テロリストがショットガンを、頭を出した隊員に向かって数発撃った。隊員のヘルメットから、大量の鮮血が吹き出した。あと二人の隊員がいる。Dは手榴弾を投げた。二人共柱の陰から出てきた。一人が倒れる。一人でむなしく抵抗している隊員も、防弾チョッキから血を吹き出させて、床に倒れた。
研究所の壁や床には、血がたくさんかかっている。Dは、死んだ隊員の血の広がりを見ていた。やがて、立ち上がって研究所の研究室に向かった。