#06
きっかけをくれた あなたと
大好きな きみたちと
変わってしまった お前と
大切な 貴方に捧ぐ
*またひとつ
重ねて、ほどいて
ひとりに ならないように
留めて、結わえて
ひとりに させないように
不器用だから
不器用なりに抱きしめる
とにかく
自分を見失わないために
どこからでも
大切な人を守れるように
親愛なる人を支えられるように
*緋色讃歌
なんて清々しい色
あなたがいれば 視界は良好で
霧も雷も怖くない
奏でて 躍って
歌って 描いて
わたしに見せて
あなただけの火花を
悲しいときは一緒に泣こう
喧嘩もしよう
探し物も 暗い夜も
一緒に 解いていこう
そうやって 大人になろう
*日陰
強がるのは 難しいね
強くなるのは 覚悟がいるね
だからせめて、きみとは
肩の力を抜いて
日陰にいよう
当たり前の日々が 当たり前じゃなくなる
そのいつの日かのために
また 帰って来られる日陰を
ここに作ろう
白い旗を立てて
夜にも 分からなくならないように
*シックスセンス
誰かが 元気をなくしたとき
嫌なことがあって 誰とも話したくないとき
ちゃんと 分かり合っていこうね
約束だよ
きみのおかげで
私は上手く 誰かの顔色を
読めるようになりました
自分は つらくならないなんてことはない
つらいときは きみのことを
たくさん 思い出すから
約束だよ
きみがどんなに遠くても
思い出すから
*哀れ道化の無表情(焦り気味の別離)
今まで何してたんだ。
アイデンティティーは どこへやった。
繊細な自分を どうしてそこまで隠すんだ。
お前がいい奴だったのは、
誰かが言い出さなくても分かる。
変わってしまったのは 仕方ない。
いい奴だったんだから、
それは覚えとくよ。
さよなら。
*薄墨流し
時間の流れは 貴方のために遅くなる。
信頼が さほど軽くない足取りでついてくる。
会話のペースは ひとつずつ。
笑い合える今を獲得するまで
すこし、時間はかかった。
それだけ 信頼は
どんなに小さくても それなりに重い。
ひとつにならなくてもいい。
それを教えてくれたのは、
まぎれもない貴方。
いのちがふたつなら、ふたつのまま。
貴方のいのち1つを半分にしてまで、
ひとつになるのは筋違いだった。
わたしのいのちを半分にする覚悟は、
ほとんどなかった。
ひとつずつの ひとりが
22時の薄明かりに レリーフを生む




