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palette  作者: 棠 智果
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6/22

#06

きっかけをくれた あなたと

大好きな きみたちと

変わってしまった お前と

大切な 貴方に捧ぐ



*またひとつ


重ねて、ほどいて

ひとりに ならないように


留めて、結わえて

ひとりに させないように


不器用だから

不器用なりに抱きしめる

とにかく

自分を見失わないために


どこからでも

大切な人を守れるように

親愛なる人を支えられるように



*緋色讃歌


なんて清々しい色

あなたがいれば 視界は良好で

霧も雷も怖くない


奏でて 躍って

歌って 描いて

わたしに見せて

あなただけの火花を


悲しいときは一緒に泣こう

喧嘩もしよう

探し物も 暗い夜も

一緒に 解いていこう

そうやって 大人になろう



*日陰


強がるのは 難しいね

強くなるのは 覚悟がいるね


だからせめて、きみとは

肩の力を抜いて

日陰にいよう


当たり前の日々が 当たり前じゃなくなる

そのいつの日かのために


また 帰って来られる日陰を

ここに作ろう

白い旗を立てて

夜にも 分からなくならないように



*シックスセンス


誰かが 元気をなくしたとき

嫌なことがあって 誰とも話したくないとき

ちゃんと 分かり合っていこうね


約束だよ


きみのおかげで

私は上手く 誰かの顔色を

読めるようになりました


自分は つらくならないなんてことはない

つらいときは きみのことを

たくさん 思い出すから


約束だよ


きみがどんなに遠くても

思い出すから



*哀れ道化の無表情(焦り気味の別離)


今まで何してたんだ。

アイデンティティーは どこへやった。

繊細な自分を どうしてそこまで隠すんだ。


お前がいい奴だったのは、

誰かが言い出さなくても分かる。


変わってしまったのは 仕方ない。


いい奴だったんだから、

それは覚えとくよ。

さよなら。



*薄墨流し


時間の流れは 貴方のために遅くなる。

信頼が さほど軽くない足取りでついてくる。

会話のペースは ひとつずつ。


笑い合える今を獲得するまで

すこし、時間はかかった。

それだけ 信頼は

どんなに小さくても それなりに重い。


ひとつにならなくてもいい。


それを教えてくれたのは、

まぎれもない貴方。


いのちがふたつなら、ふたつのまま。


貴方のいのち1つを半分にしてまで、

ひとつになるのは筋違いだった。

わたしのいのちを半分にする覚悟は、

ほとんどなかった。


ひとつずつの ひとりが

22時の薄明かりに レリーフを生む



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