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風見鶏
注意深く 風の色を読む
風景に溶けたわずかなヒントに
くたびれた神経は洗われていく
耐え難い無風も やり過ごせるように
嘘のない言葉を
感じたものすべてを
それをそれらしく 表現する力を
私が 自分の足で立つために
今の自分に満足して 可能性を潰してしまわないために
好きなものは好きと言おう
手にとって見つめて
ひらめきを逃さないで
くすぐられたことに気付いて
「初めて」を忘れないで
悪いものにまで費やさないで
勝利を得るために銃を取るのなら
道を歩いていくために靴を履くのなら
環境に敬意を払って
味方の手にほだされないように
曇り空に 風見鶏を携えて
ずっと 旅をしなければ
第3章「風見鶏」
詩集「palette」
完結です。




