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虹と戯れる砂の底魚  作者: 藤泉都理
第三章
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第九十五話 さんたく




 ますます真っ赤になるか。

 真っ青になるか。

 真っ白になるか。


 少しだけ距離を取って土羽梨の変化を見逃さないようにした冴野は、すぅっと顔の赤みが引いていく様を見て、真っ青か、真っ白になるのかと思ったがそうではなく、通常の肌色に戻っただけであった。

 どーゆ―事だ、こっちが恥を忍んでやってやったってのに。

 憤慨する心を叩き落とし、平然とした態度で以て口を開いた。


「『砂の国』では額に口づける事は日常茶飯事なのか?」

「いいえ」

「そうか。ならば、あなたがただ口づけされる事に慣れているだけか」

「いいえ。慣れていません。初めてですよ。額と言わず身体のどこかに口づけされたのは」

「………初めて、だと?」

「はい。初めてです」

「初めてなのに、その反応なのか?」

「はあ」

「………何だその気の抜けた反応は?」

「いえ」


(真っ赤っかになったあなたを見ていたら熱が引きましたって、正直に言っていいのかな?)











(2023.9.19)




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