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第二十九話 そうだ+第三十話 おっかない
そうだ。
そうだそうだ。
あの人の説得を確実に成功させて、『砂の国』に木の根が来なくさせれば、今の仕事はなくなるんだ。
なら、次の仕事は。何を。
狩猟者だ。
生物を狩って、生計を立てよう。
そうだ。
そうだそうだ。
こんなところで。
這いつくばっているわけには、いかないんだ。
(2023.8.24)
「あらら。『砂の国』から離れている上に、この『緑の国』にいて、しかもハシビと共に行動してもなお、縁を断ち切らないばかりか、より強固にする、か」
さてさて、見つかったらどんな目に遭わされるのか。
『砂の国』に戻る為には、何でもしそうだしなあ。
おっかないおっかない。
言葉とは裏腹に、男性は余裕のある笑みを浮かべたままであった。
捜してください、だなんて言ってはみたものの。
「私は優しいから。頃合いを見て、姿を見せてあげるかな」
絶対に見つけられないだろうから。
(2023.8.25)




