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第七話 religion

一日一回投稿とか俺には無理っす

せつめいかい

11/12更新

   文字数増加

   読みやすく 

「え、なんでって本気で言っているの?」

シエルの提案への回答は拒否(NO)だった。

その回答を聞き、信じられないと目を見開きながら次の言葉を待った。

「で、その人質救助作戦は上手く行く保証はあるの?」

確かに咲夜の言っている意見は正しいし、下手に暴れテロリストを刺激したらどう行動するのかわからないと、頭は納得していたが、意思では納得していなかった。

「こうゆう時は専門家に任せとくのが一番よ。学生アマチュアがししゃりでる場面ではないわよ」

「でも」

「いいここは現実よ。創作物ものがたりじゃないの。グットタイミングで助けが来るとかそう言うご都合主義てんかいはないの」

わかっている、理解している、自分が主人公ではないと。

けれどシエルは見捨てることは出来なかった。

「ッ」

気ずけば足を動かし通路を駆けていた。

「んぁ、ちょっと!」

明らかに焦った声が耳に届いたがそれを無視し前に突き進んだ。

サクヤは唖然と立ち尽くすことしか出来なかった。


『相変わらずシエルは無鉄砲なんだね。すぐ行動しちゃう』

頭の中で唯一普通に接してくれる姉の声が繰り替えす。

それがいいところでも短所でもある。そう顔を綻ばせる姉が頭に浮かんだ。

セキュリティーが落ちたのか、動かないエスカレーターを走り抜け上がる。

上がった瞬間、少女のか弱い悲鳴が耳に届いた。

聞こえた方向へ足を進めると大の男に拘束された少女が目に飛び込んできた。

次の瞬間シエルは反射的にパラライザーを抜き撃ちをした。

「ぐわ」

短い苦痛音が聞こえ男は白目をむきながら床に倒れた。

動かないのを確認し、少女を怖がらせないようにゆっくりと距離を詰め、しゃがみながら大丈夫?と声をかけた。

少女はしばらく唖然としていたが緊張が切れたのか、ぴぇええんと泣いてしまった。

「ほらほら泣かないの」

と優しく声をかけながら拘束バンドを外していくと。

「動くな」

と声をかけられる。

後ろを振り向くと迷彩服に身を包んだ男がいた。

パラライザーに指を掛けようとその時。

「おっと殺るのか、こいつがどうなっても良いならなァ!」

ともう一人の少女に銃口を向けながら怒鳴り散らす。

「…」

シエルはその光景を睨んだのちパラライザーを地面に投げ捨てた。

「うっほ、話が分かるやつ俺大好き。」

と笑顔でいい拘束を外す。

ぱぁとシエルの顔が明るくなるが。

「デットエンドだ」


「………ばかぁ」

と小さく呟いても結果は変わらない。

シエルは親玉の所に突撃してしまった。

いくらシエルが強いからと言っても、多数の敵にハチの巣になるのは必然だ。

一騎当千と言う言葉がある。それは千人束になっても勝てない個の強さだ。しかしどんな強き力を所持していても緒戦、個にあることに違いはない。一騎当千の猛者だって千人より多くの者と戦えばいつかは地に沈む。

それを知っているからサクヤは自分の力を過信しないし、引き際をわきまえている。

それ以外でも良いことをしても何も変わらないと知ってしまっていた。

もう帰ろうか。そう思い身を翻した時、ふいに彼女の笑顔が頭に浮かんだ。その笑顔は私が無くしたとある女の子に似ていて………。

『助けたことがない?確かに君はそう言う性格なんだろうけど、そんな君でも、誰かを救ったことはあるんじゃないかな』

そしてもう戻らない少女の言葉が頭によぎって。

「あぁんもうこれは、そう!道案内してくれたお礼。」

と声を出し納得させシエルと同じように駆けて行った。


デットエンド。

そう男が発音したのに気ずき顔を上げると銃口をこちらに向けていた。

「ぇ」

そして引き金がひかれ閃光がはしる。

あぁ死ぬんだ。せめて忠告を聞いていれば、そんな後悔むなしくシエルは頭に風穴が………。

開かなかった。

目に飛び込んだのはサクヤが相手の手首を持ち銃を上に持ち上げていた。

「サクヤ!」

「なぁに無茶してんのよあんたは」

と軽口を叩き合う。

手首を抑えられ苦痛にゆがんだ男はその拘束を自力で解き。

「なめるな」

と拳を振るうが。その勢いを利用され顔を地面に叩きつけられた。


「で。あいつらはなんなのよ?」

二人は走り、時には敵を倒しながら、親玉がいるであろう最上階を目指していた。

「あいつらは多分、人間最上主義の人達だと思う」

「なによそれ」

「もとキリスト教とかの派生で生まれた宗教だよ。近年活発化してるってニュースで言われてたし」

「なるほどねつまり狂信者か」

またかぁ・・・・とサクヤは思った。

サクヤはここに来る前に宗教がらみで何度か殺らかしていた。

自分(・・・)(・・)()なんて存在しないのに...とサクヤは過去の経験から学んでいた。

「神の奇跡を使ってはならないとかで、魔法が使える人々を殺してるみたい」

「まるでヨーロッパの魔女狩りね。呆れた」

「いちよう表むきには差別撤廃を掲げている組織なんだけど」

「差別が無くなるわけないだろ(・・)

「え?」

シエルはサクヤが言った小さな声を聞き取れなかった。

「いえ気にし無くていいわ。ただの独り言よ」

気にし無くていいと言われたがシエルにはわかったのだ。

ー苦虫を噛み潰した顔が、まるで嫌な記録を思い出すようにー

「さあて、取り合えず倒した敵から使えそうな武器を貰い(パクリ)ましょう」

「あぁうん」

だがサクヤの少し大きな声でその思考を下記消してしまった。

武器または装備品をちょうだいした後、二人は最上階前の階段についていた。

防火扉が開け放たれており、まるで入れと言っている。

「どうするの」

「どうするも何もここまで来たのよ。行きましょう」

そう言い歩みを進めた。




なおサクヤの口調が変わるのはミスじゃないです。

いやぁそろそろ夏休みですね。

reruhuは受験勉強しなくちゃいけない。

はぁゲームしたいし本買いたいし。


修正記録


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