第8章 極東の國へと・・・
どうもTS好きの作者です。はい
今回は特に書くことは無いです。はい
あと今回は前回に比べてめっちゃ長くなっています。うん
ズイ(ง ˘ω˘ )วズイズイ(ง ˘ω˘ )วズイ
ここから本章です。
あの強襲から1週間後、僕達は王に呼び出しを受けた。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
話の内容はこうだ。ここから東に行くと
陽炎國という国があるらしい。その国はここと同じように国王政治なのである。しかし、かの国は王が男ではなく女なのである。また、人口の大半を占めるのが亜人なのである。
考えるだけでもふもふが溢れていそうである。
その国の女帝が私たちを招待したのである。
しかし、陽炎國は島国なので海を渡らなければならない。そのため僕は初を呼び出し造船所の建築を早めるようにいいまた、艦の設計図を渡しておいた。もちろん、設計は元の世界の物を参考にしている。
姿は完成してからのお楽しみだ。
また、航空機の開発を急がせている。
どうして急がしているのかって?
航空機はロマンの塊ダカラだよ。
嘘です。輸送とかに便利だからです。
すみません。
自分の使っている兵器のエンジンなどは魔法を充電?している魔石を基準とし動かしている。
魔法の充電は、何度も出来るが少しずつ魔石も老朽するので交換が必要である。(現在特許申請中)
最近の出来事としては、キヨミが僕によく甘えるようになったことが上げられる。ついつい僕も甘えさせてしまうのであった。
だってしょうがないだろ、上目遣いで
「主様」
って言われたら誰でも落ちちゃうでしょ。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「キヨミ」
「何ですか主様?」
「王都に行かない?」
と、膝の上にいるキヨミに聞くと、
「はい!主様一緒にいきましょう!」
と、目を輝かせて期待の眼差しを向けてきた。ここ最近、忙しくキヨミとの、二人の時間が少ないから丁度良かった。僕は支度をしはじめた。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
それから10分後、準備が出来た。男の時は女子の準備の時間がかかりすぎと思っていたが、いざ自分が女子になると気持ちが分かった気がする。
部屋を出て鍵を閉めると廊下にフレイさんが立っていた。
フレイさんはこちらを見ると
「風優どこか行くのか?」
「はい。少し王都に行こうとしてたところです。」
「そうか、そう言えば最近、王都は治安が悪い所が多くなってきているから気をつけるんだぞ」
そう言い、フレイさんに見送られ王都へと向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「もう、疲れた。お腹、空いた……」
バタッ
一人の少女が倒れた。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
現在、キヨミと外の屋台の食べ物を食べ歩きしている。今のところ1番美味しかったのが
カローブァの串焼き
だった。食感としてはあの世界の牛の様なものだった。味付けは、シンプルな塩コショウでお好みでマヨネーズ?をかけて食べる。
「主様!凄く美味しいですねこの串焼き!」
と、キヨミが嬉しいそうに話している。
「うん。そうだね。お土産に何本か買っていこう」
「はい!」
「おじさん、あと6本下さいな」
「おう、毎度あり。お嬢ちゃん達可愛いからおまけで2本つけてやる」
「ありがとうございます」
と、お辞儀をする。キヨミもそれにつられお辞儀した。
二人で楽しく歩いていると、路地裏から叫び声が聞こえた。キヨミに言った。
「キヨミ、行くぞ」
「はい主様」
声の方向に僕達は走り出した。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「うお、驚かしやがって。大人しくしてろよヒヒヒ」
「・・・・」
私をは知ってるここで抵抗しても逃げれないことを。奴隷時代に嫌になるほど味わった。
私は魔族の貧困層で生まれた。6歳くらいに親に売られた。最初の頃は嘘だと思っていたが、すぐに現実と理解させられた。早く逃げたい。
そう思っていた時、今日気がつくといつもは閉めている牢屋の鍵が開いていた。店の中には誰も居なかった。これはチャンスと思い出てきたがこのザマである。やはり私は神に見放されているのだろう。そう思っていると、目の前の男の首が飛んだ。後ろには、二人の少女が立っていた。私は安心しきって意識を落とした。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
路地裏に行くとそこには一人の少女と男がいた。少女の方を見ると、目が曇っていて上の空だった。恐らく今までにこのようなことをされ続けられたのであろう。首には奴隷の証の首輪が付いていた。キヨミは殺気を全開にいつでも殺せる体制に入っていた。
キヨミはこちらをみるといつでも殺れると言わんばかりの目をしていた。なので僕は、頷いた。するとキヨミは目にも止まらぬ速さで男の首を跳ねた。死体の処理が大変だな〜、と思いつつ少女の方を見ると気を失っている様だった。このままとはいかず、自分の部屋におぶって行こうと思ったが自分の腕が片方ないことに気づき、キヨミが獣化してくれたのでそこに乗せて行くことになった。死体はトランクルームにしまっておいた。あとで王都のハズレの森に捨てておこう。捨てておけば、魔獣が食べてくれるだろう。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
誰にも遭わずに自分の部屋に着いた。少女を自分のベットに寝かせた。ベットに寝かせると少女は安心しきった顔で寝はじめた。少女が起きるまで部屋にいようかな。
「キヨミ、ごめんね」
「いいえ、主様。短かったけど楽しかったですよ。それにこの少女を救ったことに後悔はありませんし」
「分かった。また、今度行こうね」
「はい!楽しみにしてます」
「起きるまで、一緒にゲームしよう」
「はい、それで何のゲームをするんですか?」
「うーん、この間、初が作ったテレビゲームで遊んでみない?」
「そうですね、遊んでみましょう!」
僕はトランクルームを開け、初が作ったテレビとゲームを出した。無論、テレビは魔力で動いている。ゲームは二人協力プレイものだった。テレビの電源を点けゲーム本体のコードをテレビに繋げる。ゲーム本体はあの世界のW〇iを連想させた。
ゲーム本体の電源を点けると画面が出てきた。完全にマ〇オだった。苦笑いしながら、キヨミを見ると目をキラキラさせながらコントローラを握っていた。
それから二人協力プレイを選び、ゲームを始めた。
以外にやってみると、難しいものだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
マ〇オもどきをやって2時間、日が落ちそうになった時少女は目を覚ました。
「あ、起きた」
「ここは、どこ?」
「あ、ここは宿舎だよ」
「安全、なの?」
「うん、もう大丈夫だよ」
「本当に?」
「主様がそう言ってるから安心して」
「分かった。あなたはこの人の、奴隷?」
「私ですか?私は主様の家族です!ドヤッ」
と、自慢げにキヨミが言った。
「そう、なの。あなたはいい主を持った、のね」
「そう言えば、あなた名前は?」
「私?私に名前、ないよ?」
「え、捨てられたの?」
と、質問すると少女は小刻みに震え始めた。これはいけないと思い、抱きしめた。キヨミも一緒に。すると少女は泣いた。いっぱい泣いた。
「あり、がとう」
彼女の顔を見ると満面の笑みでだった。
とても可愛らしい少女だった。
キヨミが買っておいた串焼きを食べようとすると、少女は口から唾を垂らしながら串焼きを見ていた。
すると、少女のお腹からグゥ〜と、音がなった。少女は顔を赤くしながらも串焼きから目を逸らそうとしない。
「お腹、空いたの?」
と、問いかけると少女は首を縦に大きく振った。
僕はトランクルームから串焼きを3本出し、部屋にある自作の電子レンジを使い温めた。温め終わった串焼きを彼女の目の前に置き
「食べていいよ」
と、言うと少女は目にも止まらぬ早さで串焼きを食べ始めた。
2本目を食べている途中、彼女は喉を詰まらせたのか悶えていた。僕は微笑みながら、ジュースを差し出した。少女はジュースを取ると、
グビッと、一気に飲んだ。飲んだ後の彼女の顔は驚きながらも満面の笑みだった。
食べ終わると、彼女はけふっと口から出しながら満足顔になっていた。
「あり、がとう。たべもの、くれて」
と、ぺこりお辞儀してきた。
「お粗末様でした」
なんというか、お店のおじさんの気持ちが分かった気がする。
それから響が部屋を訪ねるまで一緒にゲームをしていた。そろそろ、少女の名前を決めなくては・・・
「ねぇ」
「は、い」
「僕が君の名前を決めてもいい?」
「え、いいん、ですか?」
「うん、でも名前を決めたら僕の奴隷になっちゃうけどいい?」
「うっ、それ、は。でも、いい、です、よ」
「分かった。じゃあ、あなたの名前はルナ、そうルナ、宜しくねルナ」
「は、い、よろ、しくおね、がいしま、す」
と、少女の名前はルナと決まった。何故そのような名前にしたかというと、満月の月のように綺麗な瞳を表したかったからである。当の本人も嬉しそうなのでよしとする。
「ルナ、これからよろしくです!」
「う、ん、よろ、しくね、キヨミ、あの、風優さん」
「うん?何か?」
「風優さん、は、どう、呼べば、いい、ですか?」
「何と呼んでもいいよ」
「じゃ、じゃあ、親方様で」
「うん、いいよ、これから家族として宜しくね」
「はい!」
と、ルナは笑顔で答えてくれた。その後、トランクルームにいるホムンクルス達にルナを紹介したのだが、ルナはあまりの人の多さに混乱していた。慌てるルナも可愛い。ホムンクルス達の紹介が終わったころに響が夕食なので呼びにきた。もちろん熊野も一緒に。あとは察して下さい。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
寝る時間になると、いつものようにキヨミが僕のベットの中に入ってきた。僕も寝ようと思いベット入ろうとすると、ルナがソワソワしていた。
「どうしたの?ルナ」
「あ、いえ、あの、その」
その動作から大体察してベットの掛け布団を持ち上げ、手をこちらに振った。すると、ルナは一瞬迷うような動作を見せたが
「いいよ、入っても。家族なんだから」
その一言を聞きルナはウキウキしながら入ってきた。流石に3人は狭いと思ったが、以外に広かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
次の日
今日から陽炎國に向けて出発である。キヨミとルナは僕の両側におり離れようとしない。
そう言えばルナの種族は魔族と人間のハーフであり、スキルは相手の魔術を無効化させるというとても強力なものだった。スキル名は
リュヒューザルウイッチクラフト・・・
・・自分に向かってきた魔術または魔力を無効化する。
ルナはこちらをボーッと見ているのでほっぺたを伸ばすと
「うーー」
と、言ってきたので可愛くて何度もしてしまった。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
5日後には、陽炎國の近くにある港町まできた。今日に限って台風である。
当然の如く嵐が強く船が出せないと言われたので僕はトランクルームを開け初を呼んだ。
「はいはいはーい!お呼びでしょうか?マスター」
「うん、呼んだよ。それで例のあれは」
「はいはい、もちろん出来てますよ!フンスッ
ほら、私を褒めて下さいな!」
と、言われたので頭をナデナデしているとルナがうらやましそうにしていたのでそちらを撫でてあげると、目を細め気持ちよさそうにしていた。もちろん、キヨミも拗ねていたので、初を撫で終わると撫でてあげた。こちらも嬉しそうだった。
嵐のなか僕は外に出ると、
「トランクルーム解放」
と、いい海の近くに入口を設置。そこからいきよいよく1隻の船が出てきた。その船は、太平洋戦線で活躍した軽巡洋艦「阿賀野」がである。
後部甲板には対潜ヘリを設置しておいてある。
クラスメイト達は驚き、続々と外に出てきた。
「風優、またお前は凄いのを作ったな」
と、フレイさんが言う。
「普通ですよ。これくらい」
「そうか・・・」
「では早速皆さんを乗せて下さい」
「分かった。入口はあそこでいいんだな?」
「はい、お願いします」
内装は本物に近く、作っている。
僕は艦橋に着くとそこには初をはじめとするホムンクルス達がいた。
無線がなった。
「風優、全員中に入ったぞ」
「分かりました。ではみんなをそれぞれの部屋に行かせて下さい。部屋には、それぞれに名前が書いてあるプレートがありますからすぐに出来ますよ」
「感謝する」
「では、初、機関最大出航!」
「よーそろー」
そして荒波のなか阿賀野は動き出した。
海に出てみると、結構荒れていたが錬金術で編み出した揺れを無力化する魔石を開発したので全然揺れることはなかった。少しは揺れるけどね。
三十分後、荒波の向こう側に何か生物がいた。よく見ると、それは海の魔獣の1種で名は確か
ヴォダゲシュペンストだった気がする。こいつは水中魔獣の中でも屈指の強さを誇り、今までに犠牲になった漁業者は数しれない。ヴォダゲシュペンストはこちらを狙っているようでこの船を壊そうと考えているらしい。武器の威力確認にはうってつけの獲物なので初に
「爆雷の威力を確認するからヴォダゲシュペンストが後方に回ったら落として」
「イエッサー!」
と、気前よく初は言った。ヴォダゲシュペンストが後ろ回った瞬間、後部甲板からガラガラと音がなります爆雷が落とされた。落としてから3秒後にドゴーンっと爆発音がし、艦橋から後方をみるとそこにはヴォダゲシュペンストの死体が2体浮かんでいた。あ、2体いたんだ。まぁいいか。
その爆発音にクラスメイト達は甲板に出て後ろを見て驚いていた。まぁ、多少はね。
そんな感じでさらに1時間後に陽炎國の港に着いた。着いた瞬間、人々は唖然としていた。
まぁ、予想通りですね。はい。
そこからは怒涛の事だった。まずは「阿賀野」をしまい、馬車が迎えに来ていたのでそれに乗り宮殿へと直行した。
そこには、仁王立ちの狐耳の童女が立っていた。可愛いな〜。
「妾は、この国を治める者!物部ノ真倉じゃ!ええい、頭が高ぁーい、控えよー」
のじゃロリキター!と、ここの中で叫んだ。
そう思う方もいるでしょうね。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
告知ですが最近2作目も出し始めたのでそちらも読んで頂けると嬉しいです。
題名は
えあーFIGHTERS〜TSは属性〜
です。
よろしくお願いします。
読者様達の感想待ってますね。