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僕と大魔王さんの700日戦争

「リヨンよ。」


「何でしょうか?大魔王様。」


「死のノートなる物を拾ったのだが試しにお前の名前を書き込んでも良いだろうか?」


「止めて下さいよ!万が一にも本物だったらどうするんですか!?」


「大丈夫でしょ~確率的に0.9999999999・・・・。」


「何ですかその私のスーパーマンこと独歩ちゃんの様な数値は!」


「変なツッコミだなそれ・・1になったら菩薩の拳習得ってか。」


「因みにその数値はパーセントですよね?

9割9分9厘・・・的な数値ではないですよね?」


「さあな?書くだけ書いてみようか。」


「実物を見た事はありませんが精巧に作られていますね・・大丈夫でしょうか・・・?」


「似顔絵を描いても死ぬのかな?」


「な、何スラスラと書き込んで・・・!?」


「メッチャ似てる。お前にソックリだよね?クリソツだよね?」


「私、心臓麻痺で逝きますかね?」


「だ・・駄目だ まだ笑うな・・堪えるんだ・・し、しかし・・・」


「35秒で勝ちを宣言するんですね、分かります。

でも多分、絵じゃダメじゃないですかね?似てるけど。」


「そっか~これを機に漫画家になろうかな~

『じぇじぇじぇと驚くほど万人にウケる漫画を描く二枚目の男』から取ってペンネームはジェバンニとは如何だろう?」


「一晩で何でもやってくれそう感は半端ないですね。

ちょっとそのノート貸して下さい。」


「ん?はい、どうぞ。」


「・・・フフフ、こうも易々と事が運ぶとは・・大魔王様の名前、試し書きしますけど良いですか?良いですよね?」


「どうぞ~。」


「削除削除削除削除ー。」


「眼がイッちゃてるよ・・さてさて返してごらん、誰の名前を書いたのかな~。」


「あっ・・ちょっと・・・。」


「俺の名前の後に事細かに書かれている死因もさる事ながら息子の名前を書いちゃダメでしょ。」


「ああ、間違えましたわ~。」


「この俺の死因の想像し得る限り滑稽な転び方をした後、突拍子もない一発ギャグを口にし豆腐の角に頭をぶつけて死亡。って・・ハードル高いな。」


「出来るでしょ、だって貴方は大魔王なのだから。」


「息子の死因も酷いよ?

その一発ギャグに爆笑して喉に饅頭を詰まらせて死亡とか・・俺、ギャグに自信ないんだけど・・・。」


「出来るでしょ、だって貴方は大魔王なのだから。」


「台詞使い回すの止めろよ。

まあ流石にお前の息子も今日は来てないしこのノートに書かれた事は実現しそうも・・・。」


ガチャ


「大魔王様。」


「カ、カイザー君!?何で?今日休みでしょ!?如何したの!?」


「いや、何でしょうか・・虫の知らせとでも言うのですかね・・・。」


「その手に持って来た物は何だね?」


「あ~コレですか?安かったので買ってみました、饅頭と豆腐です。」


「あら、意外な組み合わせ。」


「今ご用意しますね。」


「大魔王様、ギャグのご用意は出来てますか?」


「え~無理だよ~ギャグとか思い付かないよ~ってかホントに死ぬの!?

っておい!カイザー!何故豆腐を皿の上に乗せた後、床に置く!?」


「何ででしょう?何となくこうした方が良い気がして・・・。」


「そんな所に置いたらダメだろ!食べ物だぞ?俺がどかしてやる!

・・・あっひゃ~!!」

(「嗚呼・・これが走馬灯ってヤツか・・おっ!ちゃんと饅頭口に含んだな・・仕方ない流れに身を任せて思うままにギャグを展開するか・・・。」)


「大魔王様ーーーー!!!」


「カプリコーーーン!!」





大魔王様はよく解らないギャグで壮大に滑った後、豆腐に突っ込んだ・・息子はそれを見て大爆笑しながら饅頭を美味しそうに食べていた。

因みにグチャグチャになった豆腐は麻婆豆腐にしてスタッフが美味しく頂きましたよ。

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