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大魔王100%

「わわ~忘れたらかかか悲しいな・・・うおっ!?」


「大丈夫でございますか大魔王様!?」


「悪い、俺も余所見を・・・。」

(「この感触は・・まさか廊下の角を曲がり誰かとぶつかったと思えば胸に押し潰されてしまうと言うラッキースケベを俺が体験するなど・・

数秒前の俺に伝えてあげたい・・お前この後良い思い出来るぞ!と。」)


「本当に申し訳ありません!服が引っ掛かってしまい立つ事が・・・」


「構わん構わん・・気を付けて立ち上がると良い。」

(「この子良い匂いするな・・ぶっちゃけ今誰が俺の上に乗って居るのかさえ見当がつかない状態だ

しかしサイズからしてサファリアではないだろう・・この子おっきいし。」)


「あっ・・スカートが・・」


(「どうなってんの!?言葉が足らないぞ!!

如何わしい想像しか出来ん事だけを小出しに言い居ってからに・・それにしても柔らかいな・・」)


「あっ・・えっ?」


(「違う違う違う!!断じて違う!!!不可抗力だ!!俺だって男だぞ!?

それにしても苦しくなって来たな・・このまま死ぬのか?


いい人生だった・・・


いやいやいや!ダメだろ!ダメ過ぎるだろ!?

大魔王が女の子の胸の中で窒息死とか笑えん!

俺はもう・・・諦めない、死んでしまったらこの感触を思い出す事さえ出来ない

だから・・何としてでも生きる!!」)

「うおおおおおーーーー!!」


「キャッァ・・!」


「危なかったーーー!・・ゼリスか。俺窒息する所だったよ?」


「申し訳ございませんでした!!」


「俺ったら勇者達と対峙しても無かった死を覚悟したからね?

ぶっちゃけ起き上がるだけだったら出来たよね?何でしなかったの?」


「このままこうしていたらどうなるんだろうと思ってしまいまして・・・。」


「死ぬね。実験してたのかな?」


「滅相もございません。」


「あの~・・此処結構みんな利用するのでこんな所でそう言った行為は止めて貰えませんかね?」


「サファリア!?

待って待って待って!!行かないで!!今この姿を見て言ってるのかな?

この対面座位はハプニングで起きた対面座位であって行為に及んだ故の対面座位ではない!

たまたま角を曲がったらこうなったのだ!!」


「誰がそれを理解しろと?

どんなラブコメでも角を曲がったら女の子に挿入れてた何て展開有り得ないでしょ?」


挿入はいってないから!?ほら、ゼリスも誤解を解かないと!!」


「大魔王様が無理矢理・・・。」


「お前は俺を貶める為に送り込まれた刺客なのか!?巨乳刺客・使用人ゼリスなのか!?

ホラ見て御覧?サファリアが見る見るうちに汚いモノを見る目になって来てるよ?

もしかして俺の事嫌い?至らない所があったら謝るからさ!この場は本当の事言って?」


「じゃあ・・たまたまぶつかった勢いでこんな恰好になってしまいました。」


「じゃあって何?俺が何か圧力掛けた形になっちゃってるじゃん!」


「それと・・大魔王様の事嫌いではありません・・好きです。

大魔王様になら私・・・。」


「嬉しいけど今そう言うの要らない・・俺にとって今この場の誤解を解く事の方が先決なの~。」


「取り敢えず・・私行きますね・・それと・・重大な用事がある時以外話し掛けないで頂けます?」


「サファリア?敬語止めなよ・・そんなキャラじゃないじゃん?

それとそろそろ退こうかゼリス。」


「私・・クビですか?

私、此処をクビになったら行く当てなんて・・もうお金持ちのおじ様に買われるしかないんだわ!」


「クビにするとかしないとかの前に此処を退こうよ。」


「退いたら貴方は私をクビにする!!

私は私を守る為此処を退かない!!」


「サファリア!君からも此処を退く様に説得してくれないかい?」


「嫌だ。」


「サファリア・・ああ、何て冷たい目が出来る様になったの・・・

この台詞も退けよって言って貰えたら成立するのに・・・。」


「では、本当に私これで行きますので。」


「待って~本当に行っちゃうの~?サファリアちゃ~ん!

ゼリスよ・・何が望みだ?出来得る限りの事は努力しよう。」


「誠意を見せて欲しいです。」


「誠意誠意って誠意って何かね?」


「お金です。お給料上げて下さい。」


「あ、うん。」


「ホントですか!?ありがとうございます!!」


「あ~アッサリ退いて行っちゃったよ・・・。」


「女なんてあんなもんだよ?大変だね。」


「サファリア・・俺の災難を信じてくれるのか!?」


「何となくはね・・でも下半身がそんなんじゃなければ同情したけど同情の余地なさそうだね。」


「俺もまだまだ現役だわ・・・。」




誤解は解けた筈なのだがサファリアが余所余所しいのが気掛かりだ。

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