↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
1/3

1話 とある少女の日常

「おはようございます、女将さん!」


チリン、チリンと宿屋のベルが鳴り、奥の厨房からエプロンをつけた女将が顔を覗かせる。


「おはよう、ステラ。今日も頼んだよ」



ここは、小さな街の一角にある宿屋。1階が酒場と食堂、2階が客室で食事やエール酒を楽しみながら疲れた体を癒す憩い場だ。ステラは宿屋に着くなり、真っ白な長袖のワンピースの上に女将とお揃いのエプロンをつけ厨房へむかう。まずは大きな籠に入った野菜を取り出し、慣れた手つきで一つずつ丁寧に皮を剥いていく。


 一通りできたら今度は2階の客室掃除にとりかかる。こちらも速やかにシーツを外し、ホウキで軽くホコリを取りつつ綺麗にしていく。そして、汚れたシーツを洗濯場へ運びしっかり洗う。最後にシワを伸ばし天日干しをする。


──とまあ、ここまでが午前中の仕事なわけで。




ステラは働き者だ。


休む間もなく、次は女将の手伝い。


「女将さん、エール追加です!」


厨房から「あいよ!」と返事がきたので再び、注文聞きへ。


「クリームシチュー1つとクロワッサン1つですね。少々、お待ちください」


癖のないオレンジ髪がふわりと揺れ今日もまた、少女の忙しい一日が始まるのだった。




時間はあっという間に時間は過ぎ気づけば昼時、客足も落ち着きやっと束の間休息。女将が紅茶と焼き菓子をトレイに乗せて運んでくる。ステラは、カップを持ち息を吹きかけ紅茶をゆっくり飲んだ。ハーブのいい香りが口いっぱいに広がってとても美味しい。


「ステラ、良かったらこの焼き菓子もお食べ」


そう言って、女将はテーブルの上に焼きたてのクッキーを置く。


「ありがとうございます。では、お言葉に甘えて──」


手を伸ばし、クッキーを手に取ろうとしたその時。



──バンッ!!


突然、宿屋のドアが激しく開きそこには常連客の男の姿があった。












評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。