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第84話:ヤンデレと闇鍋パーティーと楽しい便器

俺、佐藤太一、18歳。


この呪われたトイレに振り回される生活、もう何度も「もう限界だろ」って叫んでる。


最近は世界各国の料理にハマってて、それが腹痛の原因になってるのは分かってるけど、やめられねえ。


昨日は紅白の蛍の光で気まずすぎて心が絡まったし、もう気まずすぎる場所はマジで勘弁って思ってた。


気まずくなくて楽しい場所に行きてえよ……って願ってたけど、このトイレは毎回予想を闇鍋にぶち込んでくる。


今日は昼に食った「闇鍋」が胃の中でモヤモヤしてて、何か分からねえ具材とスープが腹をギュルギュル鳴らしてる。


パーティー気分で食ったのが運の尽きだ。


トイレに駆け込んで、ドアをガチャッと開けた瞬間――。


「うおっ、闇鍋パーティー!?」


目の前には、薄暗い部屋での闇鍋パーティー会場。


ヤンデレ幼なじみの佐々木美咲が「太一くんのために美味しいの入れとくね♪」って鍋に何か放り込んでて、闇に生きる女子たちが「クスクス」と笑ってる。


鍋が「グツグツ」と煮えてて、謎の匂いが「モワッ」と漂ってる。


遠くで誰かが「次は何入れる?」って囁き、箸が「カチャカチャ」と動いてる。


で、俺はいつものように便器ごと、そのパーティーのど真ん中にポツンと出現。


「いや、マジかよ……美咲と闇女子の闇鍋パーティーでトイレって、楽しいすぎて怖すぎだろ!」


すぐ横では、美咲が「太一くんの好きな味だよ…」って不気味に微笑んでて、黒髪の女子が「私の闇も混ぜちゃおうかな」って何かドロッとしたのを鍋に投入してる。


距離、美咲まで2メートルくらい。


闇鍋の変な匂いが鼻に残ってても、部屋の香水と燭台の煙に混ざって混乱だ。


この奇妙な場所で座ってるだけで、心臓がバクバクだ。


Tシャツが汗でビショビショで、場違い感がやばい。


「見えてるのは俺だけで、向こうからは見えない」ってルール、信じたい。


でもこの近さ、美咲の「太一くん、私だけでいいよね?」って呟きや、女子たちの「ヒヒッ!」って笑い声が耳にガンガン入ってくるんだぞ!


部屋の空気が温かくて不気味で、便器が床にドカッと浮いてるのが気まずい。


こんな楽しいパーティーで用を足すとか、羞恥心が闇鍋の具材より多い。


楽しいすぎて、心が緊張で締め付けられてる。


腹の中じゃ、闇鍋の謎の具材がグチャグチャ暴れてる。


時間がない。


こんな場所でミッションとか、心が楽しさと羞恥で爆発しそう。


美咲が「次は太一くんの分ね!」って鍋をかき混ぜる中、俺は必死に腹に力を入れる。


「おっ、おっ、おっ……頼む、出てくれ!」


その時、闇女子の一人が俺のすぐ横まで来て、「何かいい匂いするね?」って鍋に顔近づけた。


やばい、見つかる!?


俺は慌てて息を止めて固まる。


でも女子、俺をスルーして「これ入れよ!」って謎の液体を「ドボッ!」と投入して離れた。


見えてねえよな……よな?


でもその瞬間、鍋が「ボコッ!」と爆ぜて、スープが「バシャッ!」と便器に跳ねた。


「うっ!」って声が出そうになったけど、汗だくで堪えた。


パーティーの騒ぎに紛れて、俺の腹が「ぐぅうう」って鳴った。


美咲が一瞬「ん?太一くんの声?」って顔して首傾げた。


やばい、音でバレる!?


ぷすっ。


「……ミッションクリアー、通常トイレに戻ります」


光がパッと弾けて、俺はアパートの狭いトイレに帰還。


換気扇のブーンって音と便器の安定感が、いつも以上に現実に戻してくる。


全身汗だくで、闇鍋の変な匂いが鼻に残ってる。


心がまだパーティーの楽しさと不気味さで震えてる。


息を整えながら、俺は呟いた。


「美咲と闇女子の闇鍋って……楽しいパーティーの前でトイレとか、怖すぎて心が崩れるだろ……」


考えてみれば、美咲も女子たちも俺のこと本当に気づいてなかったよな?


「太一くんの声?」は幻聴だろ。


でも、あのカオスの中でやった事実は消えねえ。


俺のメンタル、もう闇鍋のスープみたいにドロドロだよ。


「ったく、次はどこだよ……もう怖すぎるとこはマジで勘弁してくれ」


闇鍋は二度と食わねえと思いながら、俺はトイレのドアをそっと閉めた。


でも、次に開けるのがやっぱり怖いんだよな、これ。



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