六 『小説家になろう』に言いたいこと、こうあって欲しいと思うこと
はい、木漏れ日亭です。
ここまでお付き合いくださった方、心より感謝いたします。ありがとうございます!
まったくの私見を、こうも長々と書き連ねるとは思いもよらず。言葉拙く、言いたいことのほとんどが書けてない気がしますが仕方ない。これもぼくの現在の実力。もっともっと読んで楽しんでいただける、示唆に富んだ物が書けるように頑張っていきますので。
というわけで、最終話題に参ります。どういうわけだ? すみません。
言わずもがなですが、ここなろうサイト、『小説家になろう』は、サイトの冒頭にあります通り、
小説を読みたい方や、アマチュア作家、オンライン作家、小説サイトを管理の方、プロ作家、出版社、小説業界の方までみんなのための小説サイトです。
小説を自由に掲載したり、掲載された小説を無料でお読みいただけます。
とありますね。いろんな風に読み取れますが、ぼく的にはこう書いてあるのかなあって思います。
誰でも参加して書いたり読んだりできるし、応援したりされたりすることで小説を含む文字文化を活性化し、新しい可能性や新しい感性を持った作品を見出す事ができるのです。
って感じです。違うかなあ?
基本相互扶助、お互いがお互いを尊重し、助け合ったり励まし合ったり、時にはきつい言葉も。あったかい、応援し合う目で書いたり書かれた作品を読んだり、評価したりされたり。そこには不正や間違いは存在しない。そう思わせる優しさ、誠実さがサイト内にはあふれてる。
そうあってほしいし、そうであると思うからこそ安心して作品を執筆投稿できる。
でも前述した通り不正は存在し、行なわれてる。網の目をかいくぐるように当然のごとく複垢や相互クラスタを駆使する者がいる。完全になくすことはできないかもしれないし、それもネット社会では仕方のないことなのかも。個人が一個人ではなく、多面性、多様性を表現できたり認められる社会だから。
だからと言って、野放図に放おって置いて良いわけじゃないのはみんな知ってるし、思ってるはず。
なろうサイトに、ぼくも微力ながら提言というか質問したことがあります。内容は控えますが、きちんとしたお返事をいただけました。だから信頼してるし、もっと良くなる。もっと発展する。
上記を踏まえた上で、疑問に感じること、おかしいと思う点を挙げていきます。
・なろうサイトと読もう! を分けてるのが理解できません。
いや、理解はできます。読者さんに配慮した、または外部サイトや出版社の方なんかに投稿作品の閲覧をしやすいようにするため。ですがここに書き手と読者の間に、少なからず溝を作ることになる土壌が形成されているように思えるんです。
・作品を読むのに、ユーザー登録が必ずしも必要ではない点。
つまりこれは、書き手、作家側には投稿の自由を規約で定義付けして責任や義務を課すのに対して、読者側には自由意志に任せて、責任も義務も発生しないということを意味している。そんな風に思うことないじゃん、そんなのこじつけだよ。そうかもしれませんし穿った見方かもしれない。でも、前にも書いた通り読者さんにも、思いの詰まった作品を読んでそれを応援したり、文字文化の発展に寄与してるんだとの覚悟、みたいなものを持ってもらいたいんです。
・評価ptに頼ったランキング。
作品を評価すること自体は必要。だってその評価がなかったら、書いてて自分の作品が周囲からどう思われてるのか、比較検討できないから。しかし不正がランキングに影響してる。そんな気がしてるのは、ぼくだけじゃないはず。よっぽど名の知れた書き手さんやなろうから出版化された作品の作家さんでない限り、どんなに告知拡散が上手でも一夜にして何百っていうptがもらえるのはどうなのって思う。それと既に出版され、書籍化された作品がいつまでも上位を独占している。これでは人気ジャンルで日の目を見るのはほぼ絶望的に。スコッパーさん、どうか拾い上げて! ってお願いするしかなくなっちゃう。
・ジャンル分けは必要。でも細分化しすぎでは?
細かく分けることによって逆に選択しづらい。もっとシンプルでいいんじゃないのかなあ。
それでは木漏れ日亭が思う、こうした方が良いと思いますよおを。
・作家さん読者さん、双方なろうサイトを利用するにはユーザー登録をしてもらう。その際年齢も入力するようにして、R指定作品の閲覧制限に活用する。
・『小説家になろう』自体を、読者さんにも来てもらえるような表示にリニューアルして、作家さんと読者さんのサイト内乖離を防止する。トップページのデザイン替え、タブによる行きたい場所への誘導。つまり、小説を読もう! はなくす。逆にシンプルに、スッキリとさせる。
・作品を読んだら評価してもらいやすいように、POPアップ画面が出るようにする。別にお試し読みなんかあっても良いかも。
・作品のジャンル分けを変更する。細分化ではなく、小説、詩、エッセイなんかで大分類して、小説は純文学、ミステリ、サスペンス、SF、ファンタジーみたいに中分類化する。これでなろう系作品とかなろう作家といった、どちらかと言うと揶揄に使われることの多い(本来はいい意味、ネームバリューなのにね)特定ジャンルに集中してしまう弊害を緩和できるんじゃないかなあ。
・ランキング上位に表示され続けている名作や、とっくに書籍化された作品は別枠を作って殿堂作品みたいに扱うようにする。ランキングは純粋に、現在書かれている作品、完結作品の応援、評価に繋がるものにする。感想やレビューなんかと上手くリンクさせられないだろうか。連載中で更新されていないものや、完結後一定期間が過ぎたものも別枠にするのもあり?
以上がぼく、木漏れ日亭からの『小説家になろう』に言いたいこと、こうあって欲しいと思うことです。
数値的な客観性のある指摘や提言ではないし、あくまでも私見で(何度も言うなって?)独断と偏見によるものだから、果たしてどれだけ実現性のあるものなのか有効だったり有意義なものなのか分かりません。でも、気持ちは伝わったんじゃないかなあと思います。思いたい。
少なくとも、読み手さんや書き手さんの取り組み方、関わり方や意識が変わればもやもやも少なくなる。もっと楽しく参加できるようになる。
長々と書いてまいりましたがいかがだったでしょうか? これを発表することは是か非か。単なる自己満足で終わっていないか。ただの愚痴や言いっぱなしになっていないか?
それでも今現在思ってること、疑問やおかしいなと感じることをそのままにしておくのは嫌だしやっぱり違うと思う。だから発表します。まあそんな大げさなもんでもないか。ちょっとボリューム(内容はどうか分かりませんが、文字数的に)があるので、お暇つぶしにってわけにはいかないでしょうが、少しでもお役に立てたり、逆におかしいよ、それ。とか、もっとこうした方が良い、こういう見方もあるよ。なんて発展的に、前向きな議論や繋がり方に向いていってもらえるなら、これに過ぎたる幸せはありません。
ありがとうございました。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。